JAXA(宇宙航空研究開発機構)理事
岡田 匡史 氏
知立市出身。15歳の時、テレビでロケットの打上げを観て以来、宇宙開発を志す。1989年、宇宙開発事業団(NASDA)に入り、角田ロケット開発センター、種子島宇宙センターにてH-IIロケットのメインエンジンの開発試験を担当。その後、H-IIAプロジェクトチーム等で液体ロケット開発に携わったのち、システムエンジニアリングや宇宙輸送系計画の担当を経て、2015年4月よりH3プロジェクトチームプロジェクトマネージャを務め、2024年4月より現職。
2024年2月17日、種子島宇宙センターよりH3ロケット試験機2号機を打上げ、H3ロケット打上げに初成功。岡田氏は、打上げの成功は、「プロジェクトチームと企業を含めた関係者全体の成果」であると語り、プロジェクトマネージャの立場から、チームを導き、成功に貢献した。同年7月1日には、3号機の打上げにも成功した。
2023年11月20日、出身校である知立小学校創立150周年記念式典で特別登壇。ロケットの仕組みや役割だけでなく、失敗やそれを乗り越えた時の経験を通して、夢を持ち続け、仲間とともに、諦めずに挑戦し続けることの大切さなどを講演した。
6月28日に開催いたしました令和6年知立市表彰式において、知立市栄誉賞を授与させていただきました。岡田様とH3プロジェクトチームの皆様の約10年におよぶ挑戦と成功に心から敬意を表し、今後の更なるご活躍をご期待申し上げます。
知立市長 林 郁夫
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