このコーナーでは、全国の消費生活センター等に寄せられた相談事例をご紹介しています。
〜少しずつゆっくりとかんで、餅での窒息事故を防止!〜
■相談内容
〔事例1〕
自宅で餅を食べていたところ、のどに詰まらせた。苦しがって数分で意識を失い、救急車を呼んだ。救急隊により餅は取り除かれたが、死亡した。(80歳代)
〔事例2〕
朝食に食べた餅がのどに詰まり、反応がなくなった。家族が救急車を呼び、口の中から餅を取り出した。救急隊が到着した時は、呼吸はできていたが異物が残っていたため取り除いた。病院に到着した時には意識が回復し、他に異常がないことが確認されたため、帰宅となった。(80歳代)
■アドバイス
高齢になると、かむ力や飲み込む力が弱くなるため、特に餅を食べる機会が増える年末年始は、以下の点に注意して窒息事故を防ぎましょう。
☆餅を食べやすい大きさに小さく切っておきましょう。
☆あらかじめお茶や汁物を飲んでのどを潤しておきましょう。
☆ゆっくりとよくかんで、唾液とよく混ぜ合わせてから飲み込みましょう。
☆高齢者と一緒に食事をする際は、少しずつ口に入れているか、しっかりかんでいるかなど食事の様子に注意を払い、見守りましょう。
問合せ:
知立市消費生活センター【電話】95-0195 毎週月・水〜金曜日午後1時〜4時(受付は午後3時30分まで)
県消費生活総合センター【電話】052-962-0999 月〜金曜日午前9時〜午後4時30分 土・日曜日午前9時〜午後4時
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