■来年の干支の生き物「巳」
来年の干支は、巳年、つまりヘビ年です。ヘビといえば陸上をにょろにょろ動き、時には田んぼの水面を泳いで移動している姿を目にする機会が多いかと思います。水族館のビオトープにもときどき出没します。ただし、今回紹介するのは、魚類のヘビ、ウミヘビです。海にすむ「ウミヘビ」には、爬虫類のウミヘビだけではなく、魚類のウミヘビがいます。どちらも見た目は、ヘビのように細長く、にょろにょろと泳ぎます。ただし、呼吸方法や毒の有無など大きく異なる特徴もあります。当館では、魚類のシマウミヘビを展示しています。シマウミヘビは、ウナギ目ウミヘビ科に分類される魚類です。つまり、海のにょろにょろ、ウナギやアナゴ、ウツボなどに近い種類です。シマウミヘビは、沖縄などの暖かい海に生息し、猛毒をもつ爬虫類のウミヘビ類に擬態しているといわれています。全く異なる分類群の生物たちが、よく似た見た目になることは、本当に不思議ですね。このほかにも碧南海浜水族館では、かつてゴイシウミヘビと呼ばれたモヨウモンガラドオシや爬虫類のアオダイショウとシマヘビもご覧いただけます。
この機会に、ぜひ干支の生き物の姿を見に来てくださいね。
■冬の特別展 しましまみずたまぐるぐる~魚の模様に沼ってます~
今年の冬の特別展は、魚の模様に注目します。魚の模様は、しま模様や水玉模様、ぐるぐる模様など実に様々です。魚を見るときに模様に注目している人も多いのではないでしょうか。魚たちの多彩な模様のバリエーションを紹介するとともに、美しいだけではない模様の役割について紹介します。模様に注目したらもっと魚が好きになるかもしれません。魚の模様に沼っちゃいましょう!
日時:12月21日(土)~2月24日(月)
場所:碧南海浜水族館
費用等:入館料のみ
問合せ:
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