今回は特集に沿った手話について話したいと思います。
数年前、障害を持つお子さんの保護者から、手話はろう者だけでなく、言葉にしてうまく会話ができない人ともコミュニケーションが取れる言語で、おはよう・こんにちは・ありがとうなど、簡単な手話を覚えることで、より多くの人とコミュニケーションをとれるという話を伺いました。確かに…。私は娘が赤ちゃんの頃に※ベビーサインを取り入れ、会話を楽しんでいたことを思い出しました。
市では手話言語条例を2022年4月に施行し、手話が言語であるという認識を持ち、生活の中に手話を取り入れ、より多くの皆さんと笑顔で会話を楽しめるまちづくりをしています。まずは市職員向けに講習を行い、実現に向けて一歩ずつ進めています。
私自身、さらに理解を深めるために、今回の特集に併せて碧南高浜聴力障害者協議会の中村会長と対談をさせていただきました。
※ベビーサイン:乳幼児と手話やジェスチャーを使いコミュニケーションを行う手法。
ろう者が苦労しているのは特集にもある通り「情報の欠落」です。あるろう者が病院での薬の説明が難しくて理解できず、薬を飲まずにいた結果亡くなられたという話を中村会長から聞きました。情報を受け取れないということがない、誰一人取り残さない社会の実現をより一層目指すべきだと感じました。
また外国にルーツのある人もたくさん暮らしています。様々な人と手話を会話の中に取り入れながら、より多くの市民の皆さんと、笑顔で幸せ感じるまちづくりを目指します。
誰もが笑顔でコミュニケーションを楽しみながら、暮らせる碧南市。そんな素敵なまちを皆さんと一緒に目指したいですね。
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