昨年、全国花のまちづくりコンクールにて国土交通大臣賞を受賞した公園愛護会が碧南にあります。
全国花のまちづくりコンクールは、花と緑にあふれる国づくりのために、全国で取り組まれている優秀な活動を顕彰するもので、応募数878件中、第一次・二次審査から上位5団体に選ばれ、栄えある国土交通大臣賞を受賞しました。
受賞した水源公園の愛護会「咲かそうひまわり」の活動について代表の河原朗治さんに話を伺いました。
■ふとした思い付きをきっかけに
「ごみが落ちて、草木の管理も行き届いていない。もう少し良い状態にできないかな。」当時49歳、犬と歩く水源公園の横の空き地で感じたことをきっかけに、友人たちとイベント感覚で清掃や花壇の手入れをしてみようと職場や散歩で行き会う方に声を掛けてみたことが始まりでした。軽い気持ちで声を掛けたので20人集まればと思っていたところ、70人以上集まり、その中の一人がせっかくだからとメディアに連絡したところ、取材まで来ました。とりあえず1回やってみようと始めたことが、次も参加したい、取材したいと言ってもらえて、現在につながっています。
ちょうど小学生の息子が学校で育てたひまわりの種があり、これで公園をきれいに飾りたいという思い付きから「咲かそうひまわり」と名付け、平成10年から公園愛護会として活動を始めました。
■誰もが楽しめる空間を
活動を通じて、花を見てくれる人との会話が楽しみの一つです。移りゆく景色やここでしか味わえない景色を楽しんでほしくて、季節に合った花やあまり見かけないような花を植えています。花の感想を聞けたり、「どんな花ですか?珍しい花ですね!」など関心を持ってくれるとやりがいを感じますし、更にきれいにしようと励みになります。
また、メンバーには外国人や障害がある人もいます。普段の生活では関わらなかった人たちとの出会いや、できた縁はかけがえのないものであり、活動する上でのエネルギーになっています。この活動も一人ではできませんから、たくさんの人に好かれる公園をみんなで作っていきたいです。
そして、市民の皆さんはもちろん、市外の人にも碧南の公園はきれいで好き!となってくれたらうれしいです。ただ、それは自分が公園やこの活動を好きでなくてはならないと思うので、始めた頃からの「楽しく、気軽に!」をモットーにしています。
■愛される公園を継続させたい
昨年の受賞について、あまり実感はありませんが、自分たちの活動を評価いただいたことは光栄に思います。審査員の「まさに理想の花のまちづくりです」という言葉は活動してきた成果だと感じる瞬間でした。
あとは、この活動をいかに継続させるか、広めるかということが課題です。楽しく、気軽に始められる活動なので、興味のある人は一緒に活動してみませんか?
■あなたも始めてみませんか?公園等愛護会!
公園や緑地をきれいな状態に維持するには、皆さんの協力が不可欠です。現在、32団体が公園等愛護会として活動していますが、まだ14か所の公園などで愛護会を募集しています。お気に入りの公園や、自宅近くの公園の愛護会に入って活動してみませんか?新しくできる公園もありますので、ぜひ応募してください!
対象:市内の各種団体又は地域住民5人以上で構成する団体
活動要件:
清掃…年12回以上、
除草…年6回以上、
施設の点検…年12回以上、
花壇の手入れ…必要時
報償金:年額5万円と除草面積1平方メートル当たり×10円の合計額
詳しくは、市ホームページ又は都市整備課管理係(【電話】95-9909)で確認してください。
問合せ:都市整備課管理係
【電話】95-9909
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