■リハビリテーションとは
専門職による機能回復訓練と捉えられることも多いですが、「リハビリテーション」という言葉には広い意味があります。リハビリテーションは、re(再び、戻す)とhabilis(適した、ふさわしい)から成り立っています。つまり、単なる機能回復ではなく、「人間らしく生きる権利の回復」や「自分らしく生きること」を目指します。現在、市民病院では本来の「リハビリテーション」という概念を意識しながら、理学療法士9人、作業療法士4人、言語聴覚士3人で急性期のリハビリテーションを提供しています。
▽リハビリテーションを行う3つの専門家
1.理学療法士
病気や外傷、手術などにより、運動機能が低下した人に対し、運動機能の維持・改善、生活の再構築を目的に、運動療法などを中心とした機能訓練を早期より行います。
2.作業療法士
事故や病気によって失われたその人らしい生活を再獲得するために、作業に焦点を当てた治療・指導・援助を行います。身体と心の安定を図りながら、将来のその人らしい生活を獲得するために作業(日常生活動作、仕事、趣味)を通して、早期から社会復帰を目指します。また、認知症サポートチームの一員として、認知症の人への支援も行います。
3.言語聴覚療法士
発声発語機能、言語機能、聴覚機能、高次・認知機能など、主としてコミュニケーション機能に障害のある人、また摂食嚥下機能に障害のある人に対して、その方に適した検査を行い、機能の獲得や維持・向上を図り、生活の質の向上を目指しています。
問合せ:市民病院リハビリテーション室
【電話】48-5050
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