■道で出会う用具…カーブミラー
日本に多くあるといわれる和製英語の1つにカーブミラー(curve+mirror)があります。カーブミラーは、見通しの悪い場所で車両が安全かつ円滑に走行するため、他の車両や歩行者を確認できるように設置された道路上の鏡で、全国の山間部などの曲がっている道路や視界の悪い場所に設置されています。
町内でも見通しの悪い交差点や国道・県道・町道の小さなカーブの隅で見かけることがあります。肉眼では死角となる方向をミラーにより、状況の確認をすることができ、死角の確認状況を補助するもので、ミラーの構造や設置角度、設置環境によって実際とは違う見え方になることもあります。
「道路反射鏡」ともいわれるカーブミラーは、1960年代(昭和35年以降)に静岡県東部の十国峠(じゅっこくとうげ)にある会社が設置したのが最初といわれています。この会社は、鏡体の前と後ろに大型のひさしを備えることで放射冷却の影響を抑えることのできる製品を、その後に冬期の曇り止め機能を付けた製品を開発しました。
カーブミラーの法律上の位置づけとして、「他の車両又は歩行者を確認する鏡」と規定されかつ「交通安全施設」の1つになっています。
最近は、安全を確認することを目的として、路地に面しかつ見通しの悪い駐車場の出入り口にも小さなミラーを付けるようになってきています。
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