■親しみやすい「あなたの街の農家さん」
齋藤 祐介さん
あなたの街の農家さんでおなじみの「農家さいとう」の齋藤祐介です。私ども農園は開園してまだ3年目です。いちご栽培をはじめ、茎ブロッコリーやスティックカリフラワーなど珍しい露地野菜を栽培しております。
冒頭の「あなたの街の農家さん」というように昔ながらの親しみやすい農家であり続け、栽培力と経営力を強固たるものにするような農園運営をしております。
いちご・露地野菜栽培をしております。いちごは時期になると当農園でいちご狩り、いちごの直売を営業します。ここでしか味わえない、いちごをお届けするため、いちごの体調管理を徹底しております。植物も人と同じように健康状態が悪いと病気や害虫が付きやすくなり味も落ちてしまいます。そのためにもいちごの健康状態を良くし当農園のいちごを召し上がった方が笑顔になって頂けるよう栽培しております。
露地野菜は、茎ブロッコリーやスティックカリフラワーなど珍しい野菜を栽培しております。「美浜町では栽培してないものつくる」をテーマに新たな特産にしていきたいと思います。
また、当農園では農福連携にも取り組んでおります。就労支援すまいるずいこう(半田市)さんにいちごの定植から片付け作業、茎ブロッコリーの収穫作業等を行って頂いております。
農業は人に食と健康を豊かにすると同時に心も豊かにする業種と考えております。農福連携を通じて障害をお持ちの方に少しでも自信と生きがいをもってもらい共に社会に貢献していきたいです。
■ICTで農業の「見える化」を。
猪口 麗さん
野間地区でハウスきゅうりを栽培している猪口麗です。私は平成26年までポット苗、鉢花を育てていましたが、美浜町で盛んに行われているハウスきゅうりに興味を持ち研修期間を経て経営転換しました。
今年でハウスきゅうり栽培は9年目となり、ハウス内で栽培するきゅうり全てが「色良し・味良し・形良し」となることを目標にしています。
ハウスきゅうり栽培はビニールハウス内できゅうりの成長にあわせ手で定期的につるをおろす作業と誘引を繰り返す「つるおろし栽培」で行います。栽培期間は秋から夏にかけて約8ヶ月間にわたる長期栽培です。きゅうりは野菜の中でも病害虫が発生しやすい作物であり、病気や害虫を見逃すとすぐにハウス内に伝染し枯れてしまいます。そのため定植前の元肥散布、土壌改善等のほ場準備がとても大切であり、土の中に潜る害虫を見逃さないように気をつけています。
年々、栽培技術が向上し見た目も味も良い高品質なきゅうりを安定的に栽培することができていますが現状に満足せず今後はICTシステムの活用も検討しています。ICTシステムの導入により施設内環境のモニタリングを可能にしハウス内環境の「見える化」を図り更なる品質向上を目指していきたいです。
主な出荷先はJAとなりますのがジョイフルファーム鵜の池にも出品していますので私が自信をもって育てたきゅうりを見かけた際はぜひ手に取ってみてください。
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