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文化財シリーズ No.64

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愛知県美浜町

【液体が携帯できる用具…水筒】
子供の頃の古いアルバムを開くと、学校の遠足や家族旅行で首から下げていた水筒姿の自分を見ることができるのではないでしょうか。
水筒とは、水やお茶などの飲み物を入れて携帯する飲料用容器のことをいいます。
日本では、江戸時代にひょうたんや竹筒の水筒が使われていました。明治30年頃にアルミ製の水筒が登場します。その後、プラスチック製、ステンレス製と種類が増えていきました。昭和30年代に入ると保温・保冷の機能をもつ魔法瓶タイプが広まりました。これが、きっかけとなり、遠足やピクニックなどによく使われるようになりました。
平成時代に入ると日本各地で飲料水の自動販売機やコンビニエンスストアが増えはじめ、ペットボトル飲料の販売量が増えました。これにより、若者を中心に水筒は持たずに外出することがあたりまえとなり、ペットボトルに直接口をつけて飲むようになりました。この飲み方を「直飲(じかの)み」といいます。
「エコ」が注目されだすと「直飲みができる水筒が発売され、それを持ち歩くことが、若者の間でおしゃれの1つとして定着しました。
我々は、昔のように自分の水筒(マイボトル)に飲み物を入れて持ち歩くことで、知らないうちに話題のSDGs運動に参加しています。

所蔵:美浜町教育委員会

問合せ:生涯学習課
【電話】82-5200

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