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自治体の皆さまへ

命に対する責任を!!

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愛知県美浜町

■『かわいい』と『かわいそう』には責任がある。
動物は本能で繁殖を行い、自らの意思で子どもの数を制限できません。
十分なエサと雌雄の成獣が揃えばどんどん子供を産み続け、結果として周辺の生活環境の悪化を招き、ノミ・ダニや感染症などの運び屋となることもあります。

たくさんの子猫が捨てられ、今も命が失われています

[!]動物の遺棄は犯罪です。

1頭のメス猫が…
1年後には20頭以上
2年後には80頭以上
3年後には2000頭以上

生まれてくるすべての命にあなたは責任をもてますか??
・メス猫は生後4~12ヶ月で子猫を産めるようになり、年に2~4回発情期があり、1回に4~8頭の子猫を産みます
・メス犬は生後6~9ヶ月で子犬を産めるようになり、年に約2回発情期があり、1回に3~10頭の子犬を産みます

[!]無責任に野良犬や野良猫にエサを与え、増えすぎている地区があります。
[野良犬について]
家畜(にわとり・ヤギなど)が襲われる被害が発生しています。トウモロコシ・イモなど穀物も食べるため、畑を荒らすこともあります。また飼い犬が群れの野犬に襲われたり、人慣れした野犬が人に咬みつくといった事故も発生しています。
人がエサを与えることで通常よりも遥かに多産になり、爆発的に増えます。
使っていない農機具小屋、手入れしていない竹林・廃畜舎などは棲家になる可能性があります。定期的に清掃・草刈り・侵入防止策を行なってください。

[野良猫について]
他人の敷地や畑でマーキングを行い、育てていた作物が枯れる、子供が遊ぶ砂場に糞をしていく、生ごみの袋を破るなど、周辺環境を悪化させる場合があります。
また一定の場所に居つくことにより近親交配が進み、遺伝子的に弱い子が生まれやすくなります。(オス猫は本来放浪するものですが、潤沢なエサで放浪しなくなります。)

■『助けてあげたい』
心からそう思うのであれば適切な管理を行いましょう。
中途半端なエサやりは過剰な繁殖を招き、周辺環境を悪化させるだけではなく、人獣共通感染症※の発生につながることもあります。
※人にも動物にもかかる病気のこと。狂犬病、寄生虫症(猫回虫症など)が有名です。

■適切な管理を行ってください
[猫のエサやりについて]
●決まった時間、決まった場所で決められた対象の猫のみにエサを与えてください。エサを置きっぱなしにすると対象の猫以外の猫も集まり、その他の野生生物を引き寄せることにもなります。
●処理の不十分な生ゴミもエサになります。ゴミ捨て場に置く際はゴミ袋を破られないようにし、畑などに直接生ごみを捨てないでください。
●トイレを必ず設置し、清掃などの管理もしてください。他人の敷地や畑で糞尿をさせないようにしてください。
●エサを与える場合、ご自身の所有地で行ってください。他人の敷地や公園などの公共の場で与える場合は所有者及び管理者に必ず許可を得てから行ってください。(他人の敷地に勝手に立ち入ると不法侵入になります)

[ペットの疾病予防を行おう]
●ノミやダニはしっかり予防・駆除しましょう。ダニが媒介となる感染症には、人が命を落とすものもあります。
●混合ワクチンを接種させましょう。特に屋外で飼っている動物は、様々な病気に感染するリスクがあります。

[犬は登録を必ず行う]
●もし野犬にエサを与えているのなら、あなたが飼い主です。役場での犬の登録・狂犬病予防接種を行う義務があります。また、犬は放し飼いにしてはいけません。人からエサをもらっている犬は人を恐れなくなり、子供を追いかけたり、人に咬みついたりすることもあります。

■不妊去勢手術を行おう
不妊去勢手術は繁殖を制限できるだけではなく、動物の健康面に良いことがたくさんがあります。
不妊・去勢手術の主な利点と欠点

本町は、地域猫活動をサポートしています。令和5年4月から、公益社団法人どうぶつ基金の発行している無料不妊手術チケットの交付窓口となり、地域猫活動を行う町民(個人、ボランティア団体等)に対し、チケットを配布しています。申請方法等の詳細は役場環境課へお問合わせください。

問合せ:
・役場 環境課 内線216・217
・愛知県動物愛護センター知多支所 愛知県半田市乙川末広町100-1【電話】21-5567

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