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文化財シリーズ No.65

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愛知県美浜町

【硬貨を数える道具…銭枡(ぜにます)】
銭枡は、お金を数える道具で、江戸時代には、主に両替商とか商屋などで硬貨を素早く間違いなく勘定をするために使われていました。昭和の時代では、銀行や郵便局などで使われていましたが、今はコインカウンターに替わりました。
銭枡の形は、玉子焼き用フライパンのような四角い形で古いものは木製で、その後プラスチック製が出回り始めました。
江戸時代に使用されていたものは、横8列、縦10列で、1枡の形は長方形の木製です。この時代の通貨は四進法が使われており、二朱銀(長方形の硬貨)は8枚で一両になります。この時代、銭枡に並べると全部で十両という大金となります。
現代の銭枡は、木製やプラスチック製で横10列、縦5列で作製されております。

《使い方と問題点》
銭枡の盤面上にお金を広げて、左右上下の傾きを繰り返して枡にお金を入れ、数えます。枡と枡を仕切る壁で1枡に1枚しか入らないような高さに調製されています。
10円硬貨で50枡を埋めて500円となり、100円硬貨だと50枡埋めて5,000円となる仕組みです。しかし残念なことに、現代の銭枡の1枡のサイズは1辺2.5cmで500円硬貨は少し大きいので使用はできません。

「江戸時代 木製」
サイズ:縦29.5cm×横11.5cm×高さ2cm

「現代 プラスチック製」
サイズ:縦36.5cm×横14cm×高さ1.6cm

「プチニュース」
美浜町総合公園体育館の事務室では、今も銭枡を使用し、硬貨を数えています。

問合せ:生涯学習課
【電話】82-5200

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