■家庭内での事故防止について
(1)入浴事故について
入浴中の死亡事故は、交通死亡事故よりも多く発生しています。特に高齢者や持病がある方は、リスクが高くなるので注意が必要です。
「お風呂では、次のことに注意しましょう。」
・水分を十分に摂ってから入浴しましょう。
・家族に声をかけてから入浴しましょう。
・食事やお酒を飲んだ直後の入浴は避けましょう。
・熱い風呂や長風呂は避けましょう。
・深夜や早朝の入浴はできるだけ控えましょう。
・浴室と脱衣場の温度差を少なくしましょう。
・湯船から急に立ち上がらないようにしましょう。
「もしものときは」
・家族(周囲の人)を呼び、助けを求める。
・溺れないよう身体を支え、湯船のお湯を抜きます。
・可能であれば、湯船から引き揚げます。
・反応(意識)がないときは、救急車を呼びます。
・タオルや毛布を掛けて体を温めます。
・普段通りの呼吸がなければ、心肺蘇生法を行います。
(2)転倒事故について
安全であるはずの家庭内での転倒事故が多く発生しています。特に高齢の方は、転倒リスクが高くなるので注意が必要です。お風呂、居間、階段など家庭内のどこでも事故は起こります。
「事故を起こさないために、次のことに注意しましょう。」
・階段の上り下りに注意しましょう。
・段差をなるべくなくしましょう。
・イスを使った作業は注意しましょう。
・手すりを取り付けましょう。
・立ち上がるときは、近くのものにしっかりとつかまりましょう。
・着替えるときは、無理して片足立ちせずに腰掛けましょう。
・濡れている場所は滑りやすいので気を付けましょう。
■秋の全国火災予防運動
11月9日(土曜日)~15日(金曜日)
この運動は、火災の発生しやすい時季をむかえるにあたり、国民一人ひとりが防火の意識を高め、火災の発生を防止するため、全国で実施されます。
今年度の全国統一防火標語は「守りたい 未来があるから 火の用心」となっています。
住宅火災の発生を防ぎ、火災から命を守るため「住宅防火 いのちを守る10のポイント(4つの習慣・6つの対策)」を心がけましょう。
◇4つの習慣
1.寝たばこは絶対にしない、させない。
2.ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。
3.こんろを使うときは火のそばを離れない。
4.コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。
◇6つの対策
1.火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する。
2.火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する。
3.火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは、防炎品を使用する。
4.火災を小さいうちに消すために、消火器等を設置し、使い方を確認しておく。
5.高齢者や身体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。
6.防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う。
問合せ:知多南部消防組合消防本部 予防課
【電話】64-0121(直通)
問合せ:知多南部消防署
【電話】64-0119
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