■夏本番!水による事故や熱中症に気を付けてください
季節は夏、この時期になると水による事故や熱中症が多く発生します。
◇海やプールでの事故に気を付けてください。
もしおぼれて反応がない場合、一刻も早く行ってほしい応急手当が「心肺蘇生法」です。万一に備えて覚えておきましょう。「心肺蘇生法」の基本的な手順は次のとおりです。
(1)反応を確認する呼びかけて目を開けるか、反応をみる。
(2)反応がなければ、大きな声で助けを呼ぶ。(救急車・AED)
(3)呼吸を調べる普段どおりの呼吸がなければ「呼吸なし」と判断する。
(4)胸骨圧迫(心臓マッサージ)
成人の場合は、胸の真ん中を1分間に100回から120回のテンポで5センチの深さでしっかりと圧迫する。
(強く・速く・絶え間なく)圧迫と圧迫の間は、胸がしっかり戻るまで力を緩める。
※AEDが到着したら、電源を入れ、以降は音声メッセージに従う。
■熱中症についてです。
◇熱中症とは?
熱中症とは、室温や気温が高い中での作業や運動により、体内の水分や塩分(ナトリウム)などのバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体がだるい、ひどいときにはけいれんや意識の異常、または死に至るなど様々な症状をおこす病気です。最近では、家の中でじっとしていても室温や湿度が高いために、熱中症になる場合がありますので、注意が必要です。
◇こんな時はためらわずに救急車を呼びましょう。
○自分で水が飲めなかったり、脱力感や倦怠感が強く、動けない場合。
○意識がない(おかしい)、全身のけいれんがあるなどの症状。
これらの症状が発症したときは、ためらわずに救急車を呼んでください。
◇熱中症予防のポイント
(1)部屋の温度をこまめにチェック!(普段過ごす部屋には温度計を置くことをお奨めします)
(2)室温28℃を超えないように、エアコンや扇風機を上手に使いましょう!
(3)のどが渇いたと感じたら必ず水分補給!
(4)のどが渇かなくてもこまめに水分補給!
(5)外出の際は体をしめつけない涼しい服装で、日よけ対策も!
(6)無理をせず、適度に休憩を!
(7)日頃から栄養バランスの良い食事と体力づくりを!
熱中症は予防できる病気です。暑い夏を元気に過ごすために、熱中症を理解して楽しい夏を過ごしましょう。
■あなたも救命講習を受けてみませんか?
消防署では、皆さまに心肺蘇生法を身につけていただくために救命講習を行っています。受講希望の方は、お気軽に消防署にご相談ください。
問合せ:消防管理担当
【電話】64-0122(内線29)
問合せ:知多南部消防署
【電話】64-0119
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