国際交流員イーシェンのXuan’sデイズ vol.47

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皆さん、前回の広報で「ベドックグリーン小学校の美浜町派遣」についてご紹介しましたが、実は10月下旬の訪問後、11月上旬には「ニーアン中学校の美浜町派遣」が実施されました。本町と長年にわたり交流を続けているニーアン中学校では、8月にシンガポールへの派遣が行われ、その数か月後に受け入れを成功させ、5年ぶりとなる相互体験交流が実現しました。

■シンガポールニーアン中学校・美浜町派遣
2024年11月7日から9日、ニーアン中学校の生徒16名と教員3名を本町に迎えました。本町からシンガポールへの派遣と同様に、ニーアン中学校の派遣もホームステイではなくホテル宿泊の形式でした。4泊5日の旅程のうち、3日間は美浜町でさまざまな交流活動を行いました。活動内容には学校訪問のほか、ゆめくりんやジョイフルファーム、食と健康の館への訪問も含まれていました。

◇河和中学校での学校交流
11月7日(木曜日)、シンガポールの生徒たちが夜行便で中部国際空港に到着し、昼食後に河和中学校を訪問しました。体育館に案内されると、全校生徒がシンガポールの国旗を手に迎えてくれました。歓迎式では、日本語での質問と回答を通じて交流が行われ、シンガポールの生徒たちは練習を重ねた日本語で堂々と答え、温かな拍手が送られました。歓迎式の後、シンガポールの生徒たちは河和中学校の生徒一人ひとりとバディを組み、それぞれのクラスに合流しました。
授業では、理科や数学を一緒に学ぶほか、美術の水墨画、音楽の大正琴、体育の柔道といった日本文化に触れる特別なプログラムも用意されました。また、体育祭の応援団によるパフォーマンスが披露され、シンガポールの生徒たちも太鼓を叩きながら楽しむ場面が印象的でした。終わりには掃除の時間も設けられました。シンガポールの学校には掃除の時間がないため、生徒たちにとって新鮮な体験となったようです。最後にお互いが用意したプレゼントを交換し、記念写真を撮影して一日の活動が締めくくられました。

Makan Cheer
Are you hungry? Hungry hungry! Clap x2 Very very!
Clap x2 Hungry very! Clap x2 Very hungry! Clap x2
Cheekalaka biya biya! Cheekalaka piya piya! Sa! Clap x4 Sa! Clap x4 Sa! Sa! Sa! Sa!
Xi shua shua xi shua shua xi shua shua ooh ooh! Xi shua shua xi shua shua xi shua shua makan!

◇野間中学校での学校交流
11月8日(金曜日)、野間中学校でニーアン中学校の生徒との交流活動が行われました。中学3年生同士が1対1でバディを組み、生徒たちは「習字」「英語版かるた」「スポーツ鬼ごっこ」の3つの活動を体験しました。
特に「スポーツ鬼ごっこ」では、身体能力だけでなくチームワークや戦略も求められ、試合中には言葉の壁を越えた自然なコミュニケーションが見られました。このゲームは海外で「CapturetheFlag」として知られており、ニーアン中学校の先生も「新学期のオリエンテーションで導入する予定で、良い参考になった」と語っていました。
午後にはクラスで給食の準備を行い、通常の「いただきます」に加え、元気な「MakanCheer」の掛け声が響きました。この掛け声は、シンガポール派遣の際に美浜町の生徒が学び、帰国後クラスで共有してきたものです。今回の交流でも両校の生徒が一緒に披露し、互いの文化を再確認しました。

◇山の広場で野外活動
本町の豊かな自然の中で、シンガポールの生徒や教員に素晴らしい体験をしていただくため、「山の広場」へご案内しました。当日は雨の予報でしたが、ちょうど良い気候に恵まれ、絶好の交流日和となりました。
布土公民館近くを歩き始めると、生徒たちは「ここは農地ですか?」と新鮮な風景に興味津々でした。山の広場では、火起こしや焚き火を囲んでのマシュマロ・ソーセージ焼き、美浜町特産の竹を使った竹ようかん作りを体験しました。さらに、シンガポールで親しまれている飲み物「ミロ」も提供され、驚きに笑顔がこぼれていました。
地域の方々も焚き火を囲んで語り合いながら、特別なひとときを共有し、自然の中での体験はシンガポールの生徒にとって忘れられない思い出となりました。

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問合せ：地域戦略課
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