■冬の感染症 重要なのはかからないとひろげない
●インフルエンザ・新型コロナ~ハイリスク者は要注意~
季節性インフルエンザは12月から3月に流行することが多く、毎年約1,000万人が発症している感染症です。新型コロナウイルス感染症は令和5年5月から、5類感染症に移行されましたが、まだまだ軽視できない感染症です。
どちらもかぜと似た症状が表れますが、ハイリスク者が発症すると、肺炎を伴うなど重症化することがあります。ハイリスク者に該当する人はワクチン接種などで予防に気をつけるとともに、家族など周囲に感染を広げないことが大切です。
○ハイリスク者とは?
・高齢者・妊娠している人・幼児
・次のような慢性疾患を持っている人
呼吸器の病気(ぜん息やCOPDなど)、心臓病、腎臓病、糖尿病、病気や治療で免疫が衰えている人など
○感染予防について
・飛沫感染を防ぐ
人混みを避ける、1時間に1回など定期的に換気する、加湿器で湿度をあげる
・接触感染を防ぐ
帰宅時にしっかり手を洗う、アルコール製剤で手指を消毒する
・栄養と睡眠をしっかりとる、ストレスをためないなど体の抵抗力UPもポイント
●ノロウイルスによる胃腸炎
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は、特に冬季に流行します。手指や食品などを介して感染し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。感染を予防するワクチンはないので、常日頃から対策を意識しましょう。
対策1:手洗いの徹底食事の前、トイレの後(感染者の汚物処理などの後)にしっかり洗う。
(ノロウイルスはアルコールでは除菌できません)
対策2:食品の加熱処理(特に魚介類)
食品の中心を85~90℃で90秒以上加熱
対策3:汚染した可能性のあるものを消毒
トイレの便座・ドアノブなど…0.1%次亜塩素酸ナトリウムによる消毒
調理器具…85℃以上の熱湯で1分以上加熱
0.02%次亜塩素酸ナトリウムによる消毒
※家庭用塩素系漂白剤を使った消毒液の作り方
・感染者の便やおう吐物中のウイルスが乾燥すると、空気中に飛散して二次感染の原因になります。
・トイレの水を流すときはフタを閉めましょう
◆お知らせ
○インフルエンザ予防接種
費用助成対象者の接種期間は令和6年1月31日まで
問い合わせ:したら保健福祉センター
○新型コロナウイルス感染症予防接種
問い合わせ:専用コールセンター
【電話】0536-62-2121
(平日)午前9時~午後5時
・早めの接種をご検討ください
健康相談を随時実施しています。電話で予約をお願いします。
問い合わせ先:したら保健福祉センター
【電話】62-0901
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