■どう守る?子どもの脳
スマホを持たせるのは遅ければ遅い方がいい
現代社会では、生まれたときからインターネット環境があることが当たり前です。
スマートフォン(スマホ)やタブレットなどは手軽に使え、自分の好きなものを次々と探すことができたり、ゲームなどで楽しむことができ、子どもを夢中にさせます。
スマホの強い刺激は脳を変化させてしまうことを知っていますか?
○スマホを見ている時に脳で起こっていること
(1)ドーパミン神経の機能低下
ドーパミンは楽しいこと、リラックスしたりしているときに出る脳内物質です。スマホの刺激はとても強いので、スマホを見ているときは強制的にドーパミンが出るようになります。それが続くと、少しの刺激ではドーパミンが出にくくなり、やる気が起きなくなったり、物事を楽しめなくなったりします。
ドーパミン神経:
1. 楽しさを感じる
2. うれしさを感じる
3. 意欲がわく
(2)前頭前野の働きが抑制されてしまう
前頭前野の働きが抑制されると我慢ができない、感情的になったり、勉強や仕事に集中できなくなったりします。
前頭前野の働き:
1. 考える・発明する
2. 人を思いやる
3. 我慢する
4. 挑戦する
5. 集中する
Q テレビとスマホどっちが脳への影響が大きい??
A テレビの見せすぎも良くないですが、スマホの方がはるかに悪影響が出ます!
・赤ちゃんが泣いた時にスマホを渡せば簡単にあやせますが、スマホを欲しがるようになり、依存性が高くなります。
・勉強をしていてもスマホが気になって集中できず、学習効率が落ちることになります。
テレビ2時間に対してスマホは30分の利用時間で睡眠に影響が出ます。
『依存症』は回復することがあっても、治癒はありません。
さらに子どもの脳は大人に比べ未熟で、治療が困難です!
子どもの健やかな成長のためには、絵本を一緒に読んだり、外で遊んだり、人とのコミュニケーションや生活の中でのリアルな体験が大切です!
(参考資料:『スマホを持たせるのは遅いほうがよい』、スマホ依存防止学会ホームページ)
健康相談を随時実施しています。電話で予約をお願いします。
問い合わせ先:したら保健福祉センター
【電話】62-0901
<この記事についてアンケートにご協力ください。>