■インタビュー
◆在宅介護を支える「要」のシゴト
ケアマネジャー ケアプランセンターさながわ 藤城佳代さん
◇きっかけは祖父母
小さい頃、共働きだった両親に代わって、主に祖父母が私の面倒を見てくれました。そのためか、昔からおじいちゃんおばあちゃんと接することが好きでした。そのうち「介護」に関係する仕事に就きたいと思うようになり、介護関係の専門学校に進学しました。介護士として約15年間、特別養護老人ホームに勤めましたが、在宅で過ごす人の手助けをしたいと考えるようになり、ケアマネジャーの資格を取得しました。
◇「ありがとう」が原動力
ケアマネジャーの仕事は、ケアプランという介護サービス利用の計画を立てることです。さまざまな事業所の方と連絡・調整を行い、計画を作成します。また、利用者さんとご家族の意向が違う時には、双方にとって最善の方法を見つけ出します。どちらにも納得してもらう提案をするのは難しいですが、関わった方たちからの「ありがとう」という言葉が活力になり、これからも頑張ろうと思います。
介護サービスを利用して在宅で過ごすには、ケアマネジャーやヘルパーなどの存在が必要不可欠だと感じます。これからも自分の仕事に誇りを持ち、働いていけたらと思っています。
■インタビュー
◆働きやすい職場で毎日楽しく過ごしています
介護士 シニアヴィラ パトリ デイサービスセンター 冨滿哲也さん
現在、介護職に就いて約8年です。以前は全く違う仕事をしていましたが、より人と関わる仕事がしたいと思い、無資格・未経験で介護職に転職しました。有料老人ホームなどを経て、現在は介護士としてデイサービスに勤め、介助全般やケアマネジャーとの連絡・調整などを担当しています。働きながら介護職員初任者研修を受講し、自分のステップアップのため介護福祉士の資格も取得しました。
デイサービスの仕事は夜勤がなく残業も多くないので、自分の時間を設けられるところが良い点だと思います。また、子どもが突然体調を崩した時には、快く「休んで休んで!」と言ってくれます。共働きなので大変助かっています。利用者さんから「ここに通って良かった」などと言ってもらえることが励みになっています。これからも、一人一人に寄り添ったサービスを心掛けたいです。
◆自分の経験を生かして「誰か」の役に立ちたい
ホームヘルパー(訪問介護員) JAひまわり介護福祉センター 村松正子さん
長年、接客業をしていましたが、両親の在宅介護をきっかけに介護の道へ進みました。特別養護老人ホームなどでの仕事を7年程経験し、ホームヘルパーとなって1年が経ちました。普段行っている業務は、デイサービスに行く利用者さんの支度・送り出しや、自宅での入浴介助、調理、買い物、掃除などさまざまです。
私は月曜日から金曜日まで半日ずつ出勤しています。夫も働いており、子どもや孫との時間も大切にしたい私にとって、勤務日などの自由がききやすくありがたいです。一人の利用者さんをスタッフ5人程度が交代で受け持っており、情報を共有しているので、何かあれば相談できて、とても安心です。
在宅介護の経験があるからこそ、ご家族の思いが分かります。これからも、ご家族・利用者さんの気持ちを尊重しながらお手伝いできればと思っています。
◆子育てなどと両立しながらやりがいを持って働いています
ホームヘルパー(訪問介護員) コープあいち福祉サービス豊川 菅邊明里さん
前職を離れ、何か資格を取って働きたいと思っていたころ、市の介護職員初任者研修の案内を見て受講を決めました。受講後に紹介された今の事業所に勤めて間もなく2年です。掃除や調理、買い物の他、入浴介助なども行っています。
私の場合、土曜・日曜日の勤務はなく、平日のうち金曜日は、子どもの用事などもあり半日だけ出勤しています。また、朝や夕方など空いた時間に知り合いの農家さんを手伝っています。時間の融通がききやすい点がとても助かっています。
研修中は「自分にできるのかな」と不安でしたが、利用者さんと接していくうちに、だんだん打ち解けることができ、今では、この仕事が自分に合っているなと感じます。
これからも、利用者さんとのコミュニケーションを大切にして、喜んでもらえるお手伝いをしていきたいです。
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