■自転車損害賠償責任保険などへの加入は義務です
自転車は、多くの方が利用できる便利な乗り物ですが、他人にけがをさせた場合、高額な賠償責任を問われることがあります。自転車の利用者が未成年で、自分で契約を結び保険に加入することができない場合などは、保護者の責任で保険などに加入する必要があります。万が一に備えて、自転車損害賠償責任保険などの加入状況を確認しましょう。
■[Interview]交通事故ゼロを目指して
豊川警察署 署長 福田充宏さん
自転車は、運転免許証がなくても乗ることができる手軽な乗り物です。その一方で、交通ルールを守らなかったり、車体の整備が不十分だったりすると重大な事故につながってしまいます。令和5年の県内における自転車の交通事故死者25人のうち11人に、自転車側にも信号無視などの交通違反がありました。
豊川警察署では、中学校や高校における自転車無事故無違反ラリーをはじめ、乗車用ヘルメットの着用促進に向けた広報啓発活動や悪質違反に対する交通取り締まりなど、各種取り組みを実施しています。最近では、幅広い年代でヘルメットを着用している人が増えてきたように感じますが、まだまだ、着用している人の方が少ないのが現状です。
交通事故を防止するためには、自動車はもちろん、道路を利用する全ての方が、交通ルールを理解し守ることが大切です。今後も地域の方と連携し、交通事故ゼロを目指していきたいと思います。
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