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自治体の皆さまへ

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます

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愛知県豊明市

■新年のごあいさつ
市民の皆様、新年あけましておめでとうございます。
市は、今年4月から「誰ひとり取り残されない街」の実現に向けて、専門チームを市役所内に設置する方針です。孤立は、今の日本社会を取り巻く最も深刻な課題です。昨年の厚生労働白書によると、孤立感が「常にある」と評価されたのは30代の男性で10.4%、20代の女性で11.2%と、この年代がそれぞれの性別で最も多くなっています。孤立は高齢者にとどまらず、全世代で起きている問題なのです。
バブル経済崩壊以降の「終身雇用制度」崩壊と非正規雇用の増加、核家族化、結婚しない方の増加、離婚率の増加などが相まって、一人暮らしや少人数世帯の方が増え続けることとなりました。多様性そのものは素晴らしいことです。自分が思い描いた生活ができている人は、あまり問題は生じません。しかしながら、理想と現実にギャップが生じると一人で、あるいは少ない家族の中でそのストレスと闘うことになります。生きづらさを感じる方はモノが不足していた時代より増加しています。
介護、障がい、児童の養育、不安定な雇用などの問題を複雑に抱える世帯もあります。「要介護認定」「障がい者手帳」「生活保護」など現行のわが国の社会保障制度で対応できる場合には良いのですが、その隙間で複数の問題がからみあっている世帯もあります。そしてこれらの世帯の多くが問題を抱えながら孤立しているのです。
専門チームは主に高齢者の支援を担う地域包括支援センター、ひきこもり相談・支援を行う「はばたき」、医療・介護連携を担う藤田医科大学の「かけはし」などと連携しながら、上記のように孤立した世帯の信頼をまず得て、寄り添いながら一緒に課題解決の道を探っていきます。
各ケースの課題を軽減するには長い月日を要します。ゴールはなく、次から次に対象世帯が生じることを予想しています。しかし、豊明市は「できない」ではなく、「誰ひとり取り残さない」よう着実に進むことを決めました。この歩みには、地域や団体でこれまで人と人をつないでこられた多くの皆様のより一層のご支援が欠かせません。さらに、「みんなでつなぐしあわせのまち」実現に向けて、お子様からご年配の方まで、すべての市民の皆様のご理解とご協力を何卒お願いいたします。
豊明市長 小浮正典

■謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。
市民の皆様とともに、令和6年の新春を迎えることができましたことを、市議会を代表して心よりお慶びを申し上げます。
昨年は、ここ数年苦しめられた新型コロナ禍も落ち着いてきたものの、記録的猛暑などの気候変動や、不安定な世界情勢や円安に端を発する食料品、エネルギーなどの急激な物価上昇により、私たちの生活に新たな挑戦を突きつけられた年であったと思います。一方で、スポーツ選手の活躍などの明るいニュースや、AIなど様々な技術の発達による新たなライフスタイルの提案など、明るい将来を期待させる話題もありました。
市政に目を転じますと、昨年4月の統一地方選挙では、小浮市長の3期目が始まると同時に、市議会においても7名の新人議員を迎え、引き続き二元代表制の一翼を担うべく決意を新たにしたところであります。また、毎年開催している議会報告会に加え、1月には議員が地域に出向く意見交換会も新たに予定しており、地域のご意見を積極的に伺ってまいります。
今後とも、市民の皆様のご意見に真摯に向き合い、関係団体、近隣市町などとの調整を図りつつ行政に積極的に働きかけることで、引き続き市民の皆様のために最善の選択が得られるよう努力する所存であります。
市民の皆様には、これまで同様に議会活動にご理解いただくとともに、ご指導とご協力を賜りますようお願い申し上げる次第であります。
年頭にあたり、市民の皆様のご多幸とご健勝を心からご祈念申し上げ、豊明市の発展を心より願いながら新年のご挨拶といたします。
豊明市議会議長 鵜飼貞雄

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