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豊明市長 令和場所 其の五十弐

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愛知県豊明市

■犯罪被害者等支援条例が施行

豊明市ではこの4月から犯罪被害者等支援条例が施行されています。犯罪をなくす不断の努力は青パトなどを運行されている市民の皆様のご協力をいただきながら警察、市も欠かさず行っています。しかし、犯罪をゼロにするのが難しいことも実情です。そして、犯罪は誰の身に起きるかわかりません。日々地道に生活を送られている方がひったくりにあったり特殊詐欺に見舞われたりする悲しいニュースも絶えません。

実は犯罪被害者等の支援に向けては国において犯罪被害者等基本法が、愛知県においては犯罪被害者等支援条例がすでに施行されており、一定の要件のもと給付金などが支給されます。

今回の市の条例は、住民に最も身近な行政として、自宅で強盗など強行犯にあったり、さらには重大犯罪にあい、プライバシーが守れなくなったりした被害者・家族が安全・安心に住むことのできる居住の場所を確保すること、そうした手続きを通じて被害者等の抱える様々な課題に市として寄り添い生活を円滑に送れるよう支援するものです。必要な場合には4月から市に設置した重層支援センターを通じて市役所全体で対処し、支援します。

豊明市では2004年9月に沓掛町で発生し小中学生の子ども3人と母の計4人が犠牲になった放火殺人事件が未解決のまま20年が過ぎようとしています。亡くなった母の姉は遺族としてつらい状況に追い込まれたとき愛知警察署員から「一緒にがんばりましょう」と言われ、その言葉を支えに情報提供を求め続けてきたと語っています。市も市長である私も警察と連携しながら積極的に事件解決に向け情報提供を呼び掛けています。被害者の方々に寄り添い、痛みを分かち合いながら一緒に歩む誰ひとり取り残さない市を目指します。

豊明市長 小浮正典(こうきまさふみ)

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