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町長施政方針

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茨城県五霞町

5月の町長就任後、初めての議会定例会である6月14日の第2回五霞町議会定例会で、知久町長が施政方針を表明しました。なお、全文については町公式ホームページで公開しています。

◆はじめに
現在日本は急速に少子化が進み、2022年の国の出生数は80万人を割り込むなど、我が国は、社会機能を維持できるかどうかの瀬戸際と呼ぶべき状況に置かれていると言われております。子ども・子育てへの対応は、待ったなしの状況で、先送りの許されない課題です。五霞町においても少子化に歯止めがかかっていない状況です。
また、高齢化についても、五霞町も例外ではなく、今や3人に1人が高齢者となっています。多くの住民の方からもこのままでは、五霞町の将来が心配だとの声が数多くありました。
幸いなことに、都心から約50kmに位置し、圏央道や新4号国道が通る交通の要衝であるという地の利や豊かな自然を背景に、6つの工業団地や原宿台の住宅地造成など、これまで五霞町は成長・発展を遂げてまいりました。引き続きこの特長を活かし、さらに発展させるとともに、小さい町だからこそできる五霞町らしさを発信し、住民、企業、行政が一体となり、「住み続けたい、住んでみたいと思える魅力のあるまち、誇りの持てるまちづくり」を実現するための施策を積極的に展開していきたいと考えております。

◆目指す目標や方向性
1.子育て支援の充実
子どもを安心して産み育てられるよう、切れ目ない支援をすることが必要です。まず、保育料の無償化を実施していきます。

2.健康長寿と福祉の充実
社会との繋がりを保ち、健康寿命を延ばすことで、住み慣れた地域で、いつまでも過ごせるように一人ひとりにあった支援を進めるとともに、地域包括支援センターと連携し、高齢者の見守りや居場所づくりを促進していきます。

3.新たな産業の振興
町内産農産物の高付加価値化と、道の駅ごかを拠点とした新たな地域活性化を検討します。優良企業の誘致促進については、商業・工業を中心に幅広い業種を視野に入れ、新たな開発地の整備に取り組みます。また、移住・定住支援については、2月に庁内に発足した移住・定住推進プロジェクトチームを中心に、移住・定住に結びつく施策を全庁的に推進していきます。

4.教育の充実
東・西小学校が統合し、五霞小学校が開校するのに併せて、小中一貫教育の体制を整えていきます。また、情報化社会の中で生きる力を備えるため、学習活動の充実を図っていきます。

5.安心・安全、災害に強いまちづくり
建設から60年が経過し、建物や設備の老朽化が進む役場庁舎は、早期の建て替えが必要と認識しています。住民の皆様等のご意見を伺いながら、早期供用に向けて進めていきます。
上下水道については、持続可能な事業運営の確保を図るため、広域化を推進します。

◆政策実現のための補正予算
令和5年度の当初予算は、町長選挙が控えていたことから、人件費や公債費等の義務的経費や住民サービスに影響する継続事業を中心に骨格予算として編成しておりました。
したがって今回の補正予算は、私にとって政策を盛り込む最初の予算であり、先に申し上げましたとおり、地の利を活かした「住み続けたい、住んでみたいと思える魅力のあるまち、誇りの持てるまちづくり」を実現するための肉付けを行い、本予算として編成した次第です。
また、編成にあたっては、国の補助金等を積極的に活用し、限られた財源の重点的かつ効率的な配分に努めたところです。
このようにして編成した6月補正予算の規模は、一般会計と公営企業会計を合計して2億3,029万4千円で、6月補正後の全予算総額は102億3,234万4千円となります。

◆結びに
五霞町をさらに発展させるためには、住民の皆様や各種団体、企業、行政が一体となったまちづくりが不可欠です。まちの魅力発信と交流人口を増やすことで、五霞の未来を拓いていく所存です。
住民の皆様のより一層のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

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