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知事メッセージ

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和歌山県 クリエイティブ・コモンズ

紀伊山地の霊場と参詣道 世界遺産登録20周年
今年は、高野山や熊野三山などが世界遺産に登録されて20年目の記念すべき年です。高野山は弘法大師空海が開いた真言密教の聖地であり、敵味方の戦国武将のお墓が仲良く並んでいる不思議なパワースポットでもあります。熊野古道は「小栗判官・照手姫」の物語で象徴されるように、チャレンジドの方が快適に旅行できる「ユニバーサル・ツーリズム」の発祥の地です。また、霊場は女人禁制が普通でしたが、「熊野詣」は女性にも開放されており、1300年前からジェンダー平等でした。
先般、「令和の熊野詣」の出立式を京都の城南宮で行いました。院政期に白河上皇、鳥羽上皇、後白河上皇、後鳥羽上皇が150年ほどの間に、合わせて90回以上も熊野御幸を行いました。今回は、白河上皇が、熊野御幸で大先達を務めた増誉大僧正に寺院を与え聖護院と称した故事にならい、聖護院門跡の宮城泰年門主を大先達の役で、上皇役は不肖私、女院役を俳人の黛まどかさんにお願いしました。
この出立式を再現するために学術的な研究を深めホストしていただいた城南宮の鳥羽重宏宮司には感謝しかありません。千年を超える時の流れと人のご縁に、柄にもなく緊張しました。
紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産登録20周年をきっかけに「聖地リゾート!和歌山」の魅力を内外に発信し、観光立県和歌山にたくさんのお客さまをお迎えしたいと思います。
和歌山県知事 岸本 周平

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