■「佐渡島の金山」をフカボリ!―世界遺産登録への道―(8)
この連載では、「佐渡島の金山」の見どころや歴史などを毎回お伝えします。県民みんなで知識の鉱脈をフカボリしましょう!
県では世界遺産登録に向け、今後も取り組んでいきます。
「無名異焼」は、金銀山の歴史の中から生まれ、守られてきた佐渡を代表する伝統的な工芸品のひとつです。相川金銀山では、坑内から鉄分を多く含む赤い土「無名異土」が採れました。もともとは止血などの効果がある薬として使用されていましたが、19世紀前半、陶土に混ぜて茶器や食器を焼くようになり堅い焼物である無名異焼を作ることに成功しました。その伝統は引き継がれ、現在では、茶碗やマグカップなどさまざまな用途のものが作られています。
問い合わせ:文化課 世界遺産登録推進室
【電話】025-280-5726
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