令和6年度の当初予算が、3月の定例市議会で決定しました。
ふるさと三条応援寄附金により財政調整基金残高が過去最高額に達した一方で、今後も物価高騰などによる経費の増加が見込まれています。その中で、このまちに暮らす全ての人々の幸せを追求し、「選びたくなるまち三条」を実現するため、さまざまな分野に広く目配りしつつ、積極果敢に市政を展開していきます。
一般会計予算は 500億7,100万円(前年度に比べて6.3%増)
・予算とは、1年間に入ってくるお金を見積もって、その使い道を決めたものです。納めていただいた税金や、国や県からの交付金などが、どのような事業にどれくらい使われるのかを示しています。予算は、その目的によって、3種類の会計(一般会計、特別会計、企業会計)に分けられます。
◆市税の内訳
固定資産税 59億4,800万1千円
市民税 49億6,745万7千円
市たばこ税 7億200万円
都市計画税 4億826万5千円
軽自動車税 3億8,449万5千円
入湯税 4,089万3千円
◆その他の内訳
▽自主財源
繰越金 1億円
財産収入 5,735万円
寄附金 5千円
▽依存財源
地方特例交付金 5億6,500万円
地方譲与税 3億9,300万円
法人事業税交付金 2億3,300万円
配当割交付金 5,200万円
環境性能割交付金 2,600万円
株式等譲渡所得割交付金 2,300万円
交通安全対策特別交付金 1,400万円
ゴルフ場利用税交付金 900万円
利子割交付金 200万円
◆その他の内訳
議会費 2億5,063万7千円
労働費 1億8,364万5千円
予備費 1,000万円
諸支出金 186万3千円
◆主な建設事業
道路改良事業 10億300万円
道路維持事業 8億93万2千円
中学校施設整備事業 7億3,108万7千円
小学校施設整備事業 4億1,315万4千円
田島曲渕線道路改築事業 3億2,880万2千円
消雪施設整備事業 2億8,512万1千円
小中一体校施設整備事業 2億3,770万3千円
◆市民1人当たりの予算額と主な事業
▽民生費
高齢者、障がい者、児童の福祉推進など 16万2,339円
・保育サービスの充実
・児童手当の給付
・障がい者自立支援給付
▽公債費
公共施設の整備などのために借りたお金の返済 9万3,509円
▽土木費
道路、河川、公園の整備など 7万450円
・道路の改良・維持
・雪害対策の充実・強化
・水害対策の充実・強化
▽総務費
まちづくり推進、自治振興など 6万7,495円
・ふるさと三条応援寄附金の推進
・市立大学の運営
・地域おこし協力活動の推進
▽教育費
学校の管理運営や整備、文化・スポーツの振興など 5万6,216円
・小・中学校施設の改修・維持
・社会体育施設の管理・運営
・生涯学習施設の管理・運営
▽衛生費
健康管理やごみ、し尿の処理など 3万9,347円
・家庭ごみなどの収集・処理
・医療費の助成
・予防接種の実施
▽商工費
産業や観光の振興など 2万1,804円
・中小企業への制度融資
・燕三条地場産業振興センター事業
・観光施設の管理・運営
▽その他
農業の振興や消防、議会運営など 3万1,904円
・農業環境の保全の推進
・市議会の運営
・消防団活動の推進
◆市債と基金の状況
市債とは、主に建設事業を行うために、国や金融機関などから借り入れる資金のことです。これは、公債費として長期間にわたって返済していきます。
基金とは、特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立て、または定額の資金を運用するために、条例の定めに基づいて設置した財産のことです。
*令和6年度末現在高見込額の財政調整基金は、令和5年度末現在高見込額から令和6年度運用益を積み立て、令和6年度当初予算に計上した繰入額を差し引いたもの
問合せ:財務課
【電話】34-5526
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