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■健康寿命と骨粗しょう症
相川診療所　放射線科　長嶋　ゆり

健康寿命をご存じですか?健康寿命とは、寝たきりにならず元気に自立して過ごせる期間のことです。健康寿命と平均寿命の差は女性で12年、男性で9年と言われます。10年もの間、支援や介護が必要な生活を送っていることを意味しています。
健康寿命を縮める原因の一つに骨折があり、背骨や大腿骨の骨折がきっかけで寝たきりになってしまう方もいます。骨折を起こす前に骨粗しょう症を発見し、早期に治療することがとても重要です。
骨粗しょう症は閉経後の女性に多く、80歳代では2人に1人が骨粗しょう症と言われています。骨粗しょう症自体は骨がもろくなるだけで痛みがないため気づきにくい病気です。特に両親や兄弟が骨粗しょう症と言われた人や背中が丸まっている人は注意が必要です。健康寿命を延ばすため、市から骨粗しょう症検診のお知らせが届いた方はぜひ検診を受けましょう。
相川診療所でも骨密度の精密検査が行えるようになりました。検診で骨密度が低いと診断された方や骨粗しょう症が心配な方は相川診療所へご相談ください。