■「らしさ」とは
令和元年に実施した佐渡市男女共同参画計画の調査で、『「男の子は男の子らしく/女の子は女の子らしく育てた方がよい」という考え方についてどう思いますか』という問いに対し、46.8%の方が「そう思う/どちらかといえばそう思う」と答えました。数値は減少していますが、約半数の方が子育てに「らしさ」、つまり性別分担役割意識を求めているということになります。
LGBTQの当事者は、与えられた性に対し、家庭や社会が与える「男らしさ/女らしさ」に違和感を覚えつつ、一度は受け入れようとするも、気持ちと現実の差に苦しむケースがあります。人や社会が無意識のうちに性差や男女の役割、そして性的マイノリティの人々について固定的な思い込みや偏見を持つことを、「ジェンダーバイアス」といいます。それを解消していくことは、男女平等の実現とともに、性的マイノリティへの差別の解消にもつながり、すべての人々がより「自分らしく」生きていける社会になるはずです。
問合せ:市民課人権啓発係
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