市では、大学が持つ知的・人的・物的資源を活用しながら、地域の課題解決や地域づくり活動を実践しています。
令和6年度も島内各地で、大学生が地域の方々と関わりながら、民俗文化の調査や祭りへの参加、地域活性化に向けた意見交換などを実施しています。今回は、活動の一例をご紹介します。
―令和6年度活動状況―
令和6年度は、16大学が佐渡の各地で地域と連携した活動を行っています。
各校の活動内容について詳しくは市ホームページでご紹介しています。
※二次元コードは本紙をご覧ください。
■File01 相模女子大学×羽茂小泊(羽茂地区)
◇郷土芸能による地域の賑わいの創出
相模女子大学では、地域の賑わいの創出などの社会貢献活動やキャリア形成として、佐渡の伝統芸能を学び披露しています。
羽茂地区では能合宿を行いながら地域の能楽団体「羽茂昭諷会」の方に能楽を教わり、9月に草苅神社の乙祭の前座で仕舞を披露しました。
また、高千地区でも各集落に伝承されている芸能を学び、8月の「たかち芸能祭」で披露しました。
■File02 上越教育大学×椿尾(真野地区)
◇郷土芸能を媒介とした地域づくり
上越教育大学は、佐渡では、芸能や文化が生活の中に「生きた」形で取り組まれていることに着目し、このような環境があることを一つの資源として捉え、芸能を媒介とした地域づくり・交流事業を企画。
能舞台での研修や地域住民の皆さんとの交流・発表会を行いました。
■File03 芝浦工業大学×木育プロジェクト(相川地区)
◇佐渡木匠塾(もくしょうじゅく)2024 木工教室
芝浦工業大学による「木育プロジェクト」は、佐渡の子どもたちのために、佐渡産材を保育園の遊具などに活用し、木に親しむことのできる環境整備に取り組むとともに、佐渡産材の地域循環と木育の推進を図るものです。
今年度は「地域の子どもたちが自由に遊べてくつろげる空間作り」をテーマに、あいかわ開発総合センターのフローリング木質化や児童用家具を製作しました。
■番外編 NPO法人国際ボランティア学生協会IVUSA×願(両津地区)
◇大学生50名が地域の方々と海岸を清掃
NPO法人国際ボランティア学生協会IVUSA(本部:東京都)は、「金山に負けない魅力のある佐渡の自然を守る!」をスローガンに、9月14・15日の2日間、二ツ亀海岸や大野亀周辺の清掃活動を行いました。
全国の学生50人と地域住民の方々が協力し、2日間で集めたごみの量は、ゴミ袋494袋(210kg)にもなりました。
お問い合わせ:生活環境課クリーン推進係
【電話】63-3113
お問い合わせ:地域産業振興課地域支援係
【電話】67-7863
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