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世界遺産登録に向けて

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新潟県佐渡市

■世界遺産登録の歩み(1)(資産保護のあゆみ)
「佐渡島(さど)の金山」を構成する西三川砂金山と相川鶴子金銀山。今回は、世界文化遺産への登録を目指す資産保護のあゆみについてご紹介します。
世界文化遺産登録への第一歩として、価値を構成する資産が国の文化財になっている必要があります。登録に向けた活動が始まった1997年時点では、多くが国の文化財になっていませんでした。
国の文化財に指定・選定するため、金銀山遺跡や歴史的な町並みなどの現況調査や発掘調査などを行い、文化財としての価値があるのかどうかを明らかにしてきました。これまでに調査が行われたものは、相川金銀山、鶴子銀山、西三川砂金山などの鉱山遺跡や上相川地区や上寺町地区などの集落遺跡、西三川砂金山がある笹川集落や相川市街の歴史的な町並みなどです。
先人の研究者の方々が積み重ねてきた調査成果と、現地における調査によって、今まで知られていなかった新たな物証や知見を得ると共に、現在ではその多くが国の文化財になったほか、世界文化遺産を構成する資産として位置付けることができました。今後も上相川地区などの調査を継続し、「佐渡島の金山」の価値を磨き上げていきたいと考えています。
世界遺産は登録されて終わりではなく、その価値を次の世代に継承していく必要があります。登録後も価値を守るための保存や修理を行いながら、現地を来訪される方々に向けた活用のための整備を行っていきます。
今後、調査や整備の状況や新たにわかったことなどは随時公開していく予定ですので、引き続き皆さまのご支援をよろしくお願いいたします!

問合せ:世界遺産推進課世界遺産登録推進係
【電話】63-5136

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