■「地域おこし協力隊」とは
人口減少や高齢化など、地域の活力の低下がみられる地方において、都市部など地域外の人材を積極的に受入れ、その地域に住んで、地域の特色を活かした地域協力活動を行いながら、定住・定着を図る総務省の進める取り組みです。
「豊かな自然の中で生活してみたい」、「自分で作物を育ててみたい」など、都市に住む人たちのなかには、いろいろな理由で豊かな自然環境や歴史、文化などに恵まれた地方に注目している方がいます。地域おこし協力隊は、その意欲ある都市住民のニーズに応えながら、地域力の維持・強化を図っていくことを目的とした制度です。
佐渡市では、自然景観や地域資源を活用し、地域づくりを推進するため、平成24年度から協力隊を採用しています。地域行事や祭りへの参加、農作業支援やその販路拡大、商店街の活性化のための企画、空き家紹介など移住支援、地域の情報発信などなど、地域ごとに特徴のあるいろいろなことに取り組んでいます。任期を終えた隊員の中には、引き続き佐渡での生活を選択した方々もいます。
■どんな活動をしているの?
これまでの地域おこし協力隊の活動事例の一部をご紹介します。ご紹介した以外にも、隊員独自の視点から地域を盛り上げるためにいろいろな活動を行っています。
◇地域コミュニティ活動
田植えなどの農作業、祭りのお手伝いなど、地域で行われる行事に参加しながら、地域が抱える課題を探求し、持続可能な地域づくりを目指します。
◇移住・定住促進
移住者の視点から、佐渡暮らしに興味のある方に向けた移住・定住の情報発信を行っています。
◇観光情報発信、特産品活用
地域の観光資源を活かしたイベントの企画・運営、佐渡産品の活用、ノベルティグッズの企画・作成など行っています。
■「佐渡市地域おこし協力隊」隊員活動配置図
佐渡市地域おこし協力隊のホームページから、隊員が書いたブログを見ることができます。担当地区での活動はもちろん、佐渡で暮らし始めた隊員が体験したことや感じたことなど佐渡の魅力を紹介しています。 (令和6年5月1日現在)
◇伊藤 幹太(いとう かんた) 佐渡國相川あきんど会担当
静岡県静岡市出身です。佐渡が人生初めての移住地です!受入団体である「佐渡國相川あきんど会」の皆さまと協力して、相川をより楽しい町にしていけたらと思っております!
◇伊藤 英敏(いとう ひでとし) 金井地域センター 拠点化推進担当
6月をもちまして、任期が終了いたします。大変お世話になりました。引続き、地域で共につながり、共に発展を目指し、佐渡で暮らします。今後ともよろしくお願いします。
◇吉田 直美(よしだ なおみ) 羽茂支所 拠点化推進担当
令和4年11月に着任しました。今年度は羽茂まつりをはじめとする地域行事のサポートを中心に、防災に関するサポートを進めていきたいと考えています。
◇石井 沙耶(いしい さや) 子どもの元気は地域の元気プロジェクト担当
松ヶ崎・岩首地区担当の石井です。
主に松ヶ崎小中学校への島留学に関わる業務を担っています。ここで暮らす人・暮らしたい人をサポートできるよう頑張ります!
◇後藤 保志(ごとう やすし) 両津支所 拠点化推進担当
一昨年の年末に横浜からUターンして参りました。私自身、育児のために帰ってきたので離島の特性を活かしたまちづくりをしていきたいです。
◇佐藤 昌栄(さとう まさえい) 鷲崎集落担当
フリーランスでインテリアやグラフィックのデザインをやっております。令和4年の4月に息子の離島留学で初めて佐渡にきました。鷲崎の魅力を伸ばすために頑張ります。
◇佐藤 裕介(さとう ゆうすけ) 社会教育課スポーツ推進支援担当
千葉県千葉市から令和6年5月に着任しました。スポーツは陸上と自転車競技をやっていました。地域クラブ活動に参加したり、その様子を発信することで、スポーツの観点から地域を盛り上げていきたいです。
◇小谷 麻衣(こたに まい) (一社)潟上未来会議担当
普段、新穂潟上にある「子ども未来舎りぜむ」で活動しています。以前参加したイベントがきっかけで鯛が私のトレードマークになり、鯛の被り物をいつも持ち歩いています。
◇菅原 亮(すがわら りょう) トキの水辺づくり協議会担当
令和4年1月からトキの水辺づくり協議会担当の地域おこし協力隊として活動している菅原亮です。姉妹都市の国分寺市からやってきました。よろしくお願いします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>