■世界文化遺産を軸にした 持続可能な島づくりへ
佐渡市長 渡辺 竜五
新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。
市制20周年の昨年は、島民の悲願であった「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録がついに実現し、本市の歴史において記念すべき一年となりました。長年に渡る皆さまのご支援にあらためて感謝を申し上げます。
また、小木町が重要伝統的建造物群保存地区に選定され、佐渡無名異焼が国の伝統的工芸品に指定されるなど佐渡の文化が高い評価を得たことを受け、新たな年ではこれら文化の持つ唯一無二の価値を国内外に発信し、インバウンドを含めた交流人口を拡大させ、島の経済への好循環を将来に渡って持続するための勝負の年であると考えています。
世界遺産としての歴史・文化やトキをシンボルとする自然を活用して、交流・関係人口の創出から「住む」と「働く」への支援をセットにした二地域居住を推進するとともに、子どもたちが世界遺産の本物の価値を知る機会を充実させ、大人も含めて郷土への誇りを醸成する地域教育を推進しながら、佐渡から新潟県全体を元気にする日本のモデルとなる取り組みを加速化してまいります。
喫緊の課題である病院、上下水道、ごみ処理施設などのインフラの維持に向けても国県と連携しながら財源の確保に取り組むとともに、行財政改革を進め、持続可能な島づくりに邁進してまいりますので、引き続き皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
結びに、市民の皆さまのご多幸を祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
■皆さまと共に考え、歩む議会を目指して
佐渡市議会議長 金田 淳一
明けましておめでとうございます。
皆さまにおかれましては、令和7年の新春を健やかにお迎えになられましたことと、心よりお慶び申し上げます。
昨年は念願であった「佐渡島の金山」が、多くの方々のお力により世界文化遺産に登録され、誠に慶ばしい年となりました。今年は島の魅力を再発信し、さらなる誘客と経済の活性化を進め、持続可能な島づくりに取り組む一年となります。
さて、当市議会は議会基本条例を定めたことから、議会初の「議会報告会と市民意見交換会」を開催しました。当日は30人以上の方々からお集りいただき、活発なご意見を頂戴いたしました。「市民と共に歩む議会」を目指す上では欠かせない取り組みであることから、今回を振り返り、改善点などについて協議を進めて参ります。
当市における課題は、「地域医療と介護体制」「地域交通」など様々ですが、いずれも急速な人口減少に対応できていないものばかりと認識しています。私たちはさらに学びを進め、議会として執行部と対話を進めながら、課題解決の糸口を探りたいと考えています。
結びに、今後とも当市議会の活動にご理解とご支援を賜りますことと、皆さまのご健勝を祈念し、年頭のご挨拶といたします。
■姉妹都市からのご挨拶
◇東京都国分寺市長 井澤邦夫
明けましておめでとうございます。佐渡市の皆さまにおかれましては、よき新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、「佐渡島の金山」がユネスコ世界文化遺産として登録され、念願が成就された記念すべき年であったことと思います。本市でもこれが追い風となり、当市の宿泊助成を利用して佐渡市を訪れる市民も増加しています。
本市は、昨年市制施行60周年を迎え、様々な記念行事を通じた交流も活発になりました。特に2日間開催した「国分寺まつり」では、佐渡の物産展が例年にも増してにぎわいました。本年も多方面にわたる両市の交流を推進し、絆を深めてまいりたいと思います。
結びに、貴市の皆さまのご多幸とご健勝を祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
◇埼玉県入間市長 杉島理一郎
明けましておめでとうございます。佐渡市の皆さまにおかれましては、世界文化遺産となった「佐渡島の金山」の如く輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、赤泊港まつりに当市芸能団体が参加し、入間万燈まつりには貴市から芸能、物産をはじめとした多くの皆さまにお越しいただきました。会場内外での様々な交流を垣間見て、市民交流が育んできた両市の結びつきを再確認すると共に、来年の姉妹都市提携40周年という節目の年に向けてさらに強化、飛躍させていく想いを強くしております。
結びに、貴市の益々のご発展と、新しい年が皆さまにとってご健勝で幸せに満ちた年となりますよう祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
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