地域おこし協力隊通信 いずもざきLIFE!

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■石坂　優(いしさか　ゆう)隊員
・待ち望んでいた春の訪れ、踊る心と襲う花粉
3月に入り、一気に天気予報の晴れマークが占める割合がぐっと増え、青い空、穏やかな海を見てほっと胸をなでおろすことができるようになりました。あんなに辛く苦しかった冬も、喉元過ぎればなんとやら、早々に記憶が遠ざかってゆくのが不思議です。そんな春の訪れは涙が出るほど嬉しいのですが、今わたしの目を潤ませているのは絶賛大暴走中のスギ花粉です。今年の花粉症は猛威ですね、毎日薬を飲んでなんとか耐え忍んでおります。
そんなわたしですが、この度、地域おこし協力隊の任期を延長するという決断をいたしました。正式な辞令が出る4月までは…と、いろいろ聞かれても曖昧な回答しかできず申し訳ありませんでした。この場で、正式にご報告させていただきます。本来、全国共通、国の制度である地域おこし協力隊、延長は不可能なのですが。幸か不幸か、わたしはコロナ禍真っ只中に活動が始まったため、特別措置が施されており、今後のことを考えながら自分で調べを進める中でその措置を見つけることができ、いろいろ考えた結果このような決断に至りました。3年近く、全力疾走で走り続けてきました。あまりに速く走りすぎて、見落としたり見過ごしたりしてきてしまった景色もあるように思います。延長で得た期間は、そんな落し物を取りに戻るような、決して後退するということではなく、歩みは進めながらもしっかりと集大成として次に繋がるものを築き残せるような時間にしたいと思っております。みなさま、今後とも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

▽会いと別れの季節・春に、少しだけ物語をつまみ食いしたい人におすすめな本
モノガタリプロジェクト『モノガタリは終わらない』(集英社)
*海岸図書館で読めます

▽「蔵と書」4月のオープン日程
4/9(日)・13(木)・24(月)・29(土)　10：30～16：00

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■地域おこし協力隊活動報告会を開催しました
3月4日(土)に、西越地区農村環境改善センターで地域おこし協力隊の活動報告会が行われました。当日は約30名が参加し、石坂隊員と小畑隊員から今年度の活動内容の報告を受けました。
参加者からは活動についての質問や意見が出され、隊員にとっても地域の方に直接活動を紹介する有意義な時間となりました。

■石坂隊員が写真展を開催します
『3つの目で見る大地の芸術祭2022』
日時：4月8日(土)～10日(月)　11時～15時
会場：新津邸(尼瀬137番地)

県内の越後妻有地域を舞台に、広範囲かつ多拠点で3年に一度の頻度で開催されている大地の芸術祭。コロナ禍も乗り越えて開催された昨年2022年、地域おこし協力隊・石坂を含む、出雲崎町や近辺に住む3人が各々何度か訪れそれぞれの視点でシャッターを切ってきました。大地の芸術祭の開催場所は出雲崎町からそれなりの距離もあり訪れるのは大変ですが、この機会にぜひ、三人三様の視点で作品に触れていただければと思います。
当写真展では、ひとつの作品に対して、3人それぞれがそれぞれの視点で撮影した写真を並べて展示します。ひとつの作品をちがった角度から見るという楽しみ方も味わっていただけたら嬉しいです。
開催期間中、近くの妻入り会館では吊るし雛の展示が行われています。また、4/9(日)は蔵と書のオープン日です。ぜひ、海岸地域をふらりとさんぽするように歩き、ラーメンやジェラートで腹ごしらえ、なんて一日の過ごし方はいかがでしょうか。
みなさまのお越しを心よりお待ちしております。(石坂)

■小畑　穂乃花(おばた　ほのか)隊員
・新年度の幕開け
寒い冬も終わり一気に雪がとけ暖かくなりました。春を待ちに待ちわびていましたが、幼少期から花粉症に悩まされている私は少しつらい時期でもあります。そういえば3か月前は大雪で外に出られなかったなと、今となってはまるで人ごとのように感じています。
3月は何かと節目の季節とされますが、皆様はいかがお過ごしでしたか。3月には地域おこし協力隊の活動報告会もあり、私にとっては1年を振り返るいい機会になりました。2年目に突入した昨年度は、出雲崎町で私は何ができるのか何がしたいのかなど迷いや悩みが多い年でした。1年生活をして出雲崎町を知ったからこそ、来た当初のようなよそ者目線で居続けることが少々難しくなってきました。良く言うとここでの生活に慣れ、迎えられる側から町民として迎え入れる側に立つことが多くなったように感じます。私はよく出雲崎町を“小さいながら農林漁村すべてがそろう魅力的な町”と紹介していますが、これはわたしが移住してきて一番初めに出雲崎町に対して抱いた感想です。こういった第三者目線で町を見ながら、この町でいかに根付いていくかを考え実行する3年目にしていきたいと思います。
皆さんも新年度が始まりますが一度振り返り初心に帰ってみてください。新たな気持ちで物事を見ることができるかもしれません。

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