文字サイズ
自治体の皆さまへ

特集 小さな町の大きな挑戦 子育て応援宣言の意義

6/35

新潟県出雲崎町

町こども未来室長 金泉修一(かないずみしゅういち)

■『安心感』を実感できる子育て支援
▽真の子育て支援を
出雲崎町は長い年月をかけて、子どもの成長期にあわせた子育て支援事業を整備してきました。0〜18歳までの子どもを育てた場合、ひとりあたり約270万円もの経済的支援は、全国でもトップクラスであると自負しています。
ただ、そうした経済的支援だけでは出生率の向上や転入促進には繋がりません。精神的な心の支援と両立させることで、はじめて「真の子育て支援」と言えると考えています。

▽「あなたらしい子育て」を応援
お母さんと赤ちゃんに寄り添い、出産後も安心して子育てができるよう、新たに産後ケア事業がスタートします。それぞれの家庭や育児の状況に応じて訪問型と通所型を選択し、産後の疲れた体を労わりながら様々なニーズに対応します。
お母さんの「育てる力」、赤ちゃんの「育つ力」を伸ばすお手伝いをし、「あなたらしい子育て」を応援します。

▽町の姿勢を明確に
心のケア事業や助産師・家庭児童相談員など、専門職の充実・拡充により、出雲崎町は切れ目のないトータル子育て支援を提供できるまでになりました。そして、この度「未来へつなぐ子育て応援宣言」をするに至ったのです。この宣言は、未来を担う子どもたちにしっかり投資していくという町の姿勢を、町内外に明確に示すものです。
今後は情報発信もさらに強化します。様々なメディアを通して宣伝していき、これまで以上に「選ばれる町」として、出生率の向上と移住・定住の促進を目指します。

今回は「未来へつなぐ子育て応援宣言」を記念して、町内の子育て世帯や保育・教育に携わる方々の声を聴き、町の想いを紹介しました。
出雲崎町は確かに小さな町です。不便なところも不満なところもあり、そういったことが人口減少の一因になっているのかもしれません。でも、そんな中にも、希望を持てる話題はあるものです。
なにか行事があれば、広報のカメラはそこにいる人々を写します。そこには、必ず子どもたちや大人たちの笑顔があります。そんな日々が、10年先も20年先も続くように、小さな町の大きな挑戦は続きます。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU