文字サイズ
自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ 町民と共に 町の未来へ

2/26

新潟県出雲崎町

新年あけましておめでとうございます。
皆さまには健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は内外とも大混乱に明け暮れた年でありました。新型コロナ感染症は一時よりも感染者は少なくなりましたが、依然収まっておりません。2022年に発生したロシアのウクライナ侵攻はまだ終息しておりません。秋には中東イスラエルのガザ地区で戦争が発生し、停戦にはまだ時間がかかりそうで心配です。また食料・エネルギー資源など各国は、自国優先を強め、価格の高騰と必要量が不足し、生活や経済に大きな影響が出ております。
我が国でも円安と輸入品の輸出国の輸出制限により、品不足と価格の高騰により、食料品、ガス、石油などのエネルギー資源と諸資材の価格が上昇し、生活や建設等に大きな影響が出ております。
観測史上最高を記録した「猛暑」により世界中が大混乱し、我が国でも連日の猛暑により体調をくずし、生活上大変なマイナスとなりました。
当町の主要産業の稲作でメインのコシヒカリの等級が大幅に低下し、今後の稲作が心配される事態が生じました。脱炭素を推進し、異常気象を抑止する強い対策が急がれます。
秋には自民党派閥の資金パーティーのパーティー券収入の処理問題が大きな政治問題となっており、政治の不安化が心配されます。
明るい話題として、野球のWBC侍ジャパンの優勝、阪神タイガースの38年ぶりの日本一、大谷翔平選手の大活躍、FAと連日マスコミに流れました。
そして当町の話題としましては、36年間の長期間、町のトップとして数多くの困難に対して「決断と実行」で町政をリードしてこられた、小林町長の突然の勇退発表に多くの町民が驚きました。小林町長には勇退後も長年の経験を町の将来のためにぜひ協力をお願いいたします。
無投票が続いた町長選挙は、1月21日に投票日を迎えます。今後の町政を託す人を決める大切な選挙です。皆さまの貴重な一票を投じてください。
当町は県内で数少ない社会動態増の町ですが、人口減少は止まりません。積極的に移住、子育て支援を行っておりますが効果は十分ではありません。
人口減は地域の生活、経済、教育、交通、財政すべてにおいてマイナスとなります。議会としても最重要課題として取り組んでまいります。
また空き家、空き地対策、商店、医療機関の閉鎖による対策。農業の法人化、漁業と商工業振興、観光振興に「佐渡島の金山」の世界遺産登録は早ければ今年中に決定が期待され、金銀の「荷掃港の出雲崎」は観光の大きなチャンスです。この機会を大切にして生かすべきと考えます。
年4回の定例会、一般質問ではふるさと納税と、観光振興による財源確保、子育て支援の一層の充実と町外へのPR、交通の確保など活発な意見が交わされました。
議会サロンは月一回、ホッと情報館陽だまりと妻入り会館を会場に午前10時から2時間、議員2名が出席して、町民の皆さんと町と議員に対して自由に意見交換を行いました。
また、出まえ議会は昨年11月に大釜谷と上中条公会堂の2会場で多数の方の出席を得て、多くの貴重なご意見をいただきました。議会では議会サロンと出まえ議会で皆さんから出された要望、提案について実現するよう活動してまいります。
全国の町村議会で深刻な問題となっているのが「議員のなり手不足」です。当町の議員選挙では平成25年と29年の選挙は無投票。前回、令和3年は定数10名のところ立候補者が12名と、2名超過で選挙が行われました。今後の選挙では立候補者は超過するのか。無投票を回避できるか。若い人が立候補するには、報酬の改善等の環境整備、また議会活動の充実に「常任委員会の改善」が必要です。現在「議員のなり手不足への対策」と「常任委員会の活性化」の2点について、議会運営委員会にて審議中で、年内には答申が出される予定です。
本年も引き続き議会にご支援、ご指導を賜りますようお願いいたします。
町民各位のご健勝、ご多幸をお祈り申し上げまして、新年のあいさつとさせていただきます。

出雲崎町議会議長 三輪 正

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU