加茂市長 藤田 明美
5月10日から2期目の任期が始まりました。1期目の4年間では、『市民参加型』、『人づくり』、『連携』を常に心がけ、『未来への責任』を担うことを強く意識してきました。
この考えは2期目においても変わりません。
市民の皆さまのご理解とご協力があって、加茂市は緊急的な対応が必要な財政危機(財政破綻してしまうのではないのか、災害などの緊急時に対応できないのではないかという不安定な状況)を脱することはできましたが、依然として厳しい状況にあります。
その厳しさの主な原因は、これまで長い間手つかずであった小中学校、公立保育園のような公共施設や道路、橋、上下水道管などのインフラ施設が老朽化していることです。
未来への責任を担うために、少子化対策、教育、子育て支援、防災対策に力を入れていきたいという考えは私の中で一貫しています。
その一方で、これまでは老朽化した施設の修繕に限られた予算が配分されてきてしまったことも事実です。
今ある課題を解決することと未来の加茂市のために今やるべきことに取り組むことはどちらも同じくらい大切なことです。
今ある課題は市民の皆さまからも見えやすいと思います。しかし、加茂市の未来は見えにくいもかもしれません。
だからこそ、加茂市の未来を意識しながら市政運営することが重要です。
1期目に総合計画を策定しました。2期目においても未来への責任を担うための取組をひとつひとつ確実に実施します。次の4年間は加茂市が向かうべき方向性を市民の皆さまにより具体的に示していくことができると考えています。
コロナ禍を経て、新しい価値観のもとで加茂市は大きく変わりました。言いかえれば、加茂市は変化できると示すことができたのです。これは市民力の大きな成果です。私が加茂市の未来に希望を感じる理由はここにあります。
これからの4年間も市民の皆さまとともに「笑顔あふれるまち 加茂」を作っていくことができる機会をいただけたことが何よりの喜びです。
2期目もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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