令和5年度 春の叙勲

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■旭日双光章
元加茂市、加茂市・田上町消防衛生保育組合公平委員会　委員長　田邊敏夫さん
田邊さんは三条市出身。法政大学を卒業され東京の企業で3年ほど営業職を務めた後、ご縁があって昭和41年に紙の老舗、上町の株式会社田辺喜平商店(1629年創業)に婿入りされ、その2年後には会社を継いで十四代目の社長に就任されました。紙・紙製品・日用雑貨品の卸・小売りを生業としていましたが、平成に入り紙おむつを扱うようになり、さらに社会の超高齢化の中で業態を変化させ、現在では福祉用具のレンタル・販売、住宅改修を主力としています。
会社経営と並行して、昭和59年10月から平成6年9月末までの8年間、加茂市教育委員を務められました。また、平成7年1月から令和4年3月末までの27年3カ月の長きにわたり、加茂市と、加茂市・田上町消防衛生保育組合の公平委員を歴任されました。
とくに教育委員任期中には豊富な経験と見識から、通算4年間、同委員会の副委員長として加茂市の教育政策への助言・提言を行い、加茂市の教育行政に多大な貢献をされました。
教育委員を退任する際に、当時の太田大三郎市長から公平委員会の委員を打診され、平成7年1月からは加茂市と、加茂市・田上町消防衛生組合(現加茂市・田上町消防衛生保育組合)の公平委員に就任し、平成22年7月からはそれぞれの公平委員会委員長として、委員会運営に尽力されました。在職中は措置請求および審査請求はありませんでしたが、委員会の代表として地方公共団体の人事行政を取り巻く社会の変化などの課題へ、積極的に情報収集し重責を全うされました。

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