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自治体の皆さまへ

令和5年度10月請求分から水道料金を約15%・下水道使用料を約5%値上げします

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新潟県加茂市

加茂市では、将来世代に大きな負担を残さず、適切な施設更新を図り、安全安心な水を供給していくために、水道料金・下水道使用料を見直し、令和5年10月請求分から水道料金を約15%、下水道使用料を約5%の値上げをさせていただくことになりました。また令和7年10月請求分から、さらに水道料金を約15%、下水道使用料は約5%値上げを行う予定です。使用者の皆さまには、ご負担をお願いすることになりますが、ご理解とご協力をお願いします。(詳しくは、ホームページに掲載しています。)
なお、物価高騰に伴う市民生活及び事業者等の経済的負担軽減を図るため、国の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用して、令和5年10月請求分から令和6年3月請求分までの6か月間、水道料金の基本料金を減免します。

■水道料金の改定理由
(1)水道施設・管渠の老朽化による更新費用の増加
加茂市の水道事業は、昭和32年度の給水開始から60年以上が経過し、多くの水道施設・管渠は老朽化(耐用年数超え)し更新の時期を迎えています。更新を先延しすると、故障や破損・漏水事故が多発し、大規模な断水につながる恐れがあります。そのため値上げ後は、まずは早急に更新しなければならない水道管と宮寄上浄水場の設備に、毎年約1億円をかけて7年間で更新を行う予定です。しかし老朽化した多数の水道施設を順次更新するためには、さらに費用が必要となります。

(2)給水人口・使用量の減少による収入の減少
人口減少に伴う給水人口の減少や、節水機器の普及等により水道水の使用量は減少し、水道料金収入も年々減少しています。値上げを行なわなければ、今後以降水道事業の財政収支は、給水収益の減少と施設老朽化による更新費用を見込むと厳しい状況となります。

■下水道使用料の改定理由
(1)維持管理費の増加による汚水処理費用の増加
浄化センター等、老朽化した施設や管渠の増加により維持管理費の増加が見込まれます。汚水処理費用は、この維持管理費と、借金の返済などの資本費の合計になりますので、維持管理費が増えると汚水処理費用も増加し、多くの費用が必要となります。

(2)人口・使用量減少による使用料収入の減少
人口減少に伴う下水道の使用量の減少、それに伴い使用料収入も減少しています。その結果、汚水処理費用に対して、下水道使用料でまかなえない状況が長く続いております。値上げを行わないままにしておくと令和5年度から令和9年度まで年平均1,600万円の金額が不足になり、一般会計からの補てんで対応していかなければなりません。これは下水道を使用していない方の負担も含まれていることから、このような状況を改善し、受益者負担による健全な下水道経営を行う必要があります。

■改定後水道料金・下水道使用料
令和5年10月請求分からの改定後料金は下表のとおりです。水道料金については基本料金・従量料金とも約15%、下水道使用料については基本料金は5%、従量料金は段階ごとに8円値上げになります。

水道料金消費税抜き( )内は改定前料金

下水道使用料消費税抜き( )内は改定前料金

▽令和5年10月請求分改定後のモデルケース
水道口径20ミリの下表モデルケースでは、使用水量が40立方メートルの場合は10月請求分が現行より1,133円増えて13,035円となります。

モデルケース(2か月、税込)

※1.検針は2か月ごとに行い料金を2か月まとめて納入。
2.下水道使用料は下水道に接続されている方のみ。
3.水道料金は20ミリ水道メーター使用料200円(2か月)含む。

■水道料金基本料金の減免
加茂市では、物価高騰に伴う市民生活及び事業者等の経済的負担軽減を図るため、国の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用して、令和5年10月請求分から水道料金の基本料金を減免します。申請手続きは不要です。
対象者:加茂市水道事業から水道の供給を受けているすべての給水契約者(官公庁と臨時用を除く)
減免対象金額:水道基本料金相当額(2か月2,540円)
※メーター使用料・水道従量料金・下水道使用料については、減免となりません。
対象期間:令和5年10月請求分から令和6年3月請求分まで(6か月間)

▽モデルケース(2か月、税込)
水道メーターの口径が20mm使用水量が40立方メートルの場合


問い合わせ:上下水道課業務係
【電話】52-0080内線232

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