加茂文化会館の企画展「良寛と加茂」で、日本画の巨匠・安田靫彦(ゆきひこ)(一八八四~一九七八)の書簡がお目見えします。
ある時期に靫彦は書風を一変させ、やがて画家の枠を飛び越えた屈指の能書家と評価されるようになります。そのきっかけは、上条で織物工場(北辰舎(ほくしんしゃ)関工場)を営んだ関真次郎(一八六一~一九三八)から、良寛の書を贈呈されたことにありました。たちまち靫彦は良寛に傾倒し、二人は長年続く厚誼を結んで、美術界重要な貢献を果たしました。本展では、雪梁舎美術館(新潟市西区)が所蔵する靫彦の書簡から、真次郎へ宛てた選りすぐりの礼状二通を展示します。
日時:9月20日(水)~10月23日(月)午前9時から午後5時まで(火曜日休館)
場所:加茂文化会館良寛展示室
入場:無料
問い合わせ:社会教育課
【電話】内線461
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