令和6年が幕を開けました。本年もよろしくお願いいたします。
はじめに、1月1日に発生した能登半島地震において被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
加茂市といたしましては、被害を受けられた加茂市民の皆さまの支援と被害が大きい地域への人的、物的な支援を両立させてまいります。
被災地の一日も早い復旧復興を心から願っております。
1月4日時点での加茂市における災害対応などは次のとおりです。
加茂市でも1月1日午後4時10分に震度5弱を観測しました。その後ただちに午後4時30分に災害対策本部を設置し被害状況の情報収集に努めました。午後5時42分に須田、上条、七谷、下条、中央コミュニティセンター及びゆきつばき荘の6か所を自主避難所として開設しました。避難所については、最大28名の方が避難されましたが、翌2日の朝方から順次帰宅されましたので、午前10時35分に全避難所を閉鎖しました。また、福祉避難所として第二平成園に1名の方が避難されましたが、1月3日にご自宅に戻られています。
加茂市の被害状況については、幸いに人的被害はなく、市内の公共施設、道路、橋梁などにも大きな被害はありませんでした。
住家の被害については、1月3日から罹災証明書発行のための電話受付を開始しています。受付後、担当職員が現地に伺い、被害状況を調査し、被害の程度を記載した罹災証明書を発行します。罹災証明書は、支援金、見舞金給付や融資、保険金の請求手続等に必要となる場合がありますので、ご自宅に被害が生じた方は、担当窓口の税務課【電話】0256-52-0080(代)までご連絡くださいますようお願いいたします。
なお、非住家については、現在までにブロック塀等の被害が7件確認されていますが、住家同様に保険の手続き等で証明が必要な場合はご連絡をお願いいたします。
被災地への支援については、1月1日から加茂地域消防本部の救急隊が3名、4日から3名、計6名が石川県に応援に行っており、県内では、新潟市へ1月2日、3日と給水車2台で計6名が給水活動を行いました。新潟市への給水活動は3日で終了しています。
また、1月9日から市内公共施設21か所に義援金の募金箱を設置しています。
被災地の状況を報道等で知ると気持ちが落ち込んでしまったり、自分にも何かできないかともどかしい思いをしたりする方もいらっしゃるかもしれません。まずは私たち自身が元気に生活を送ることが大切です。日常生活において過度な自粛はせずに、いつもどおりの生活を送りながら自らの置かれている立場で困っている人、困っている地域の応援をしていきましょう。
今後も余震が続く可能性があります。また、大きな自然災害はいつ、どこで起きても不思議ではありません。日頃から備えをし、いざという時は自らの安全を第一に行動してください。
結びに、この度の地震において冷静に対応してくださった市民の皆さまに感謝申し上げますとともに、本年が皆さまにとって心安らかな年となりますようお祈り申し上げ、年頭のあいさつといたします。
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