■令和6年度 下水道推進標語(日本下水道協会)
水の星 支えるあなたに ありがとう
~9月10日は下水道の日~
私たちは、家庭や学校、職場で毎日たくさんの水を使います。
お風呂やトイレの水など汚れた水は、道路の下に埋められた下水道管を通って浄化センターに集められ、きれいな水にして川や海に返されます。
下水道は汚水を処理して快適で衛生的な生活が営めるようにするとともに、汚水を浄化して川や海などに戻すことで、水質を保全し水環境をよみがえらせるなど、良好な水環境を維持するための必要不可欠な施設です。
■受益者負担金
下水道を整備するには膨大な費用がかかりますが、下水道は整備することによって利用できる区域が限られているため、工事費のすべてを市税でまかなうことは公平を欠くことになります。
そこで、下水道が整備される区域の土地所有者の方々から、工事費の一部を負担していただくのが受益者負担金の制度です。
受益者負担金は、下水道事業の大切な財源です。
◆負担金を納める人(受益者)
▽受益者はAさんの場合
(1)Aさんが所有している土地
(2)Aさんの土地にAさんが家を建てAさんが住んでいる場合
(3)Aさんの土地にAさんが家を建て、Bさんに貸している場合
▽受益者はBさんの場合
(1)Aさんの土地にBさんが家を建て、Bさんが住んでいる場合
(2)Aさんの土地にBさんが家を建て、Cさんに貸している場合
◆負担金の額
負担金は土地の面積に応じて負担していただくもので、その額は1平方メートル当たり540円です。
負担金は、5年間に分割し、さらに1年分を4期に分けて支払っていただきます。
公共ますが設置された翌々年から賦課されます。
◆負担金の猶予と減免
負担金は、下水道が整備された区域内のすべての土地が対象になります。ただし、その土地の状況により負担金の徴収猶予や減免措置があります。その主なものは次のとおりです。
▽猶予の対象と期間
・農地又は山林などは、宅地として使用可能となるまで猶予されます。
・災害等で損害を受けた受益者は、3年以内で市長が認める期間猶予されます。
問い合わせ:上下水道課庶務係
【電話】内線231
■下水道使用料
公共下水道が使用できるようになりますと、流した汚水の量に応じて使用者の方から、下水道料金をいただくことになります。お支払いいただいた使用料は、浄化センターの運転、汚水管の清掃や補修などの下水道施設の維持管理費の一部にあてられます。
下水道使用料料金表(税抜き)1か月につき
▽下水道使用料の認定
汚水の排除量は専用のメーターがないため、次のように汚水量を認定します。
(1)水道水のみを使用している場合
水道の使用水量がそのまま汚水量となります。
(2)地下水などを使用している場合
計測装置があるときは、その計測水量が汚水量となります。
計測装置がないときには、1か月当たり6立方メートルに人数を掛けた量を認定します。
(3)水道水と地下水などを併用している場合
計測装置があるときは、水道の使用水量+計測水量となります。
計測装置がないときには、水道の使用水量と、1か月当たり3立方メートルに人数を掛けた量の合計量を認定します。
▽庭の池や畑の水まきの減免申請
大量に庭や畑、ボイラー等に水道水を使用する場合(下水道に流入しない場合)は個人の負担でそれらを計測するメーターを設置
■飲食業、理髪店の皆さん 遮断装置の点検を
下水道をご利用の飲食店、美容院、理髪店や食材を製造する事業所等では、下水道施設保護のためグリストラップ等の遮断装置の取り付けをお願いします。
また、その遮断装置が正常に機能しているか、定期的に点検をお願いします。
下水道に油を流すと油は固まって下水道管を詰まらせてしまいますし、悪臭の原因にもなります。油200ml(コップ1杯)を川や海に安全に返すためには約60トン(浴槽200杯分)の水が必要です。
油は上手に使って捨てる量を減らしましょう。捨てるときは、古新聞などにしみこませるなどゴミとして出しましょう。
問い合わせ:上下水道課業務係
【電話】内線232
■排水設備工事は指定工事店へ
排水設備の工事は技術的に正しく施工されなければなりません。市で指定した「排水設備指定工事店」で工事をしてください。排水設備工事の確認申請書の提出から工事完了届までに工事に伴う諸手続きは指定工事店が皆さんに代わって手続きします。
※工事が終わったら完了検査を行い「排水設備等検査済証」が発行されます。
また、下水道に接続しているご家庭で、建物を取り壊す際には、排水設備の廃止届が必要です。雨水などが下水道に流入しないように公共ますの上流でのキャップ止めの工事をしなければなりません。
これらの工事は排水設備指定工事店に工事依頼をしてください。工事店一覧はホームページまたは上下水道課へお問い合わせください。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>