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文化財あれこれ(1)

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新潟県南魚沼市

■市内出土のヒスイ製勾玉(まがたま)
現在でも宝石として知られる「ヒスイ」は、縄文時代から糸魚川市が全国最大の産地で品質も良く、北海道から沖縄県まで広い範囲で流通していたことがわかっています。ヒスイは新潟県での独自性があり、歴史的・文化的にも価値が認められることなどから、令和4年11月4日に県のシンボルとして「県の石」に指定されました。
ヒスイは、縄文・弥生・古墳時代の遺跡から大珠(たいしゅ)や勾玉など装身具として出土しているほか、それらの生産遺跡も見つかっています。
市内では、吉里に所在する約1,400年前の古墳時代後期の糠塚(ぬかづか)古墳群2号墳、万貝古墳からヒスイ製勾玉が見つかっています。糠塚古墳群からは、ほかにもメノウ製勾玉やガラス玉、管玉(くだたま)、金環、刀子(とうす)、鉄鏃(てつぞく)なども出土しており、被葬者は有力者であったとみられています。
このような出土例からも、ヒスイは権威の象徴や呪術的な道具として扱われていたと考えられています。

◇糠塚古墳群出土遺物の展示
場所:市民会館1階展示室
時間:午前9時~午後5時

問合せ:社会教育課 文化振興係
【電話】773・3756

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