■9月は新潟県自殺対策推進月間
ー「誰にも言えない悩み」こそ誰かの助けが必要ですー
◇新潟県は自殺者が多い
県の自殺死亡率は、全国で4番目(令和3年)に高くなっています。市の自殺死亡率は県よりもさらに高い状態が続いており、自殺で亡くなる人は過去10年の年間平均で約16人となっています。コロナ禍よりは減少傾向ですが、全国的に若年層の減少が見られず、コロナ禍から続く、働き盛り世代や女性の自死の対策も強化が必要とされています。
◇誰もがなりうる心の不調
ストレスは心の不調につながり、ささいなことでも不安になりやすいです。不調ゆえに解決への視野が狭くなり、判断力も低下します。そこに環境の変化や経済面など複数の要因が重なると、誰もが自殺を考えるほど追い込まれることがあります。
◇市の取り組み
誰も自殺に追い込まれることのない南魚沼市をめざし、平成31年3月に「南魚沼市自殺対策計画」を策定して、対策を進めています。お互いに見守り、気づき合い、不調の際は早めの相談をお願いします。
▼あなたもできる大切な人を守る5つの行動
一人ひとりがゲートキーパー(いのちの門番)になるために
◇気づき
「眠れていないようだ」「元気がない」など、いつもと様子が違ったら、要注意。悩みを抱えているサインかもしれません。
◇声かけ
「眠れてる?」「どうしたの?なんだか辛そうだけど…」など、声をかけることで、悩んでいる人の話すきっかけを作ります。
◇傾聴(よく聞く)
一方的な説得、否定、安易に励ますことはせず、しっかりと悩みに耳を傾け、「話してくれてありがとう」「大変でしたね」などのねぎらいの言葉をかけましょう。
◇つなぎ
早めに精神科や相談窓口を紹介したり、かかりつけ医への相談を促したりします。
一方的に押し付けることはせず、本人の了解を得て必要な情報を提供しましょう。
◇見守り
専門機関を紹介した後も、悩みは繰り返すものです。必要があればまた相談にのることを伝えましょう。
▼先の見えない不安など、悩みを相談できる場所があります
相談窓口をご利用ください
問合せ:保健課
【電話】773・6811
<この記事についてアンケートにご協力ください。>