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新年のあいさつ(2)

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新潟県南魚沼市

■勇気と自信を持って夢を追い求める年に
南魚沼市議会議長
清塚 武敏

謹んで新春のお喜びを申し上げます。
私は、昨年11月の臨時議会において第12代議長に就任いたしました。歴代の議長、先輩議員各位が築いてきた南魚沼市議会も、今年で20年を迎えます。その伝統を守りつつも、新しい未来に向かって、時代に合った市民に開かれた議会をめざし、若者や女性が関心を持てるように、議会改革を進めていかなければならないと思っています。その責任の重さを感じながら、南魚沼市の発展と議会の活性化に向け、浅学菲才の身ではありますが、一生懸命取り組んでまいります。
昨年を振り返りますと、3年以上と長く続いた新型コロナウイルス感染症は、ようやく5月には5類に位置づけられました。コロナ禍の影響は地域の行事や風習まで変えたと思います。しかし、コロナ禍という激動の時代を市民のみなさまと一緒に乗り越えたことを自信に変えて、歩みを止めずに進んでまいりたいと思っています。
昨年は記録が残っている中で、最も暑い夏となりました。南魚沼産コシヒカリは高温障害などにより、1等米比率の低下は過去にない事態となり、生産者は大打撃を受けました。10月には県内でもいち早く臨時会を開催し、面積当たり7,000円の助成と、南魚沼産コシヒカリのブランドイメージをPRするため広告費用を可決しました。市の基幹産業である農業を守るための予算は、議会としても評価したところです。
医療再編では、医療資源の再編、常勤医師の確保、経営の健全化を着実に実行してきたところであります。しかしながら、令和6年度末までに相当数の常勤医師が定年や任期満了を迎える状況であることや、働き方改革が4月より施行されるため、市民が将来にわたって継続して医療を享受できる体制の再構築が急務となりました。そのため、大和病院の入院機能を市民病院へ集約して、大和病院を診療所へ転換し、在宅機能の強化を図るとする、医療の再々編成が示されました。この先を見据えた中、議会としても重要な決断となりました。
令和5年度のふるさと納税寄附金につきましては、昨年度を超えるご寄附をいただいています。寄附金は、今後も市の持続的な発展のために有効活用させていただくとともに、南魚沼市の魅力をアピールしてまいります。
当市出身でアルプス技研の創業者であり最高顧問の松井利夫様の「起業家が生まれなければ地域は衰退する」という信念のもとから取り組んでいる、起業家育成を目的とした「チャレンジ支援事業」では、これまで11人の若い世代の新しい発想の事業を採択しました。若い人たちがこれからの南魚沼市の未来を描いてくれることを期待いたします。
私たち選挙で選ばれた22人の議員は市民の代表として、地域や市がおかれている現状を見据え、人口減少、医療の問題、新ごみ処理施設建設、財政、福祉や子育て支援、産業振興などの多くの課題について、めざすべき未来を語り、市民一人ひとりがその地域で安心して暮らせるよう、私たちの子どもや孫の代に誇れるまちづくりができるように、取り組んでまいります。勇気と自信を持って夢を追い求める年にしたいと思います。
本年がみなさまにとりまして、健康とご多幸を心よりご祈念申し上げまして年頭のあいさつといたします。

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