南魚沼市の令和5年度特定健康診査質問票の結果では、「毎日飲酒」が男性45.5%、女性16.2%で、県内でも飲酒習慣の多い地域です。飲酒は健康だけでなく心や社会生活へも影響を及ぼします。まずは、飲み方をチェックし飲酒の習慣を見直してみませんか?
■飲み方をチェックしてみましょう
・飲酒量を減らさなければならないと感じたことがある
・他人があなたの飲酒を非難することで、気に障ったことがある
・自分の飲酒について、「悪い」「申し訳ない」と感じたことがある
・神経を落ち着かせたり、二日酔いを治したりするために「迎え酒」をしたことがある
上記4項目のうち、該当するものが1つの場合は「節酒が必要」、2つ以上の場合は「アルコール依存症の疑い」があります。まずは、相談窓口に声をかけてください。
◇アルコール依存症とは
・飲酒をやめたいと思っていても、やめられない場合は依存症の可能性があります。
・依存症は、特定の行動をコントロールする脳の機能が弱くなる病気です。
・飲酒をやめられないのは「意志が弱い」や「根性がない」からではありません。
■アルコール依存症自助グループの紹介
公益社団法人全日本断酒連盟 ゆきぐに断酒新生会
飲酒について同じ悩みを持つ人同士の集まりです。本人・家族が飲酒体験を語り、聞くことで、共通の悩みを持った者同士の信頼関係が生まれます。安全な居場所として、プライバシーは守られます。1人で悩まず、ぜひご参加ください。家族のみの参加もできます。
日時:毎週水曜日19:00~
会場:大和公民館
◇ゆきぐに断酒新生会メンバーの声
私はお酒が大好きで晩酌は毎日欠かせませんでした。うつ病を患い、不安感を払拭するため飲酒量が増え、家族に多くの迷惑をかけました。「もう酒はやめる」と何度も言いましたが、やめることはできませんでした。アルコール専門病院に3か月入院後、妻がネットで断酒会を知り、2人で例会に参加しました。体験談を聞いたり話すうち、「もう飲酒によって家族に迷惑をかけられない、本気で断酒しなければ」と思い、断酒会に入会しました。断酒会のおかげで現在も断酒が続いています。
■該当した人や家族・周りの人たちへ
◇相談窓口
飲酒の問題から回復するためには、専門の医療機関を受診し、適切な治療を受ける必要があります。ご自身や家族・周りの人が気づき、相談することが回復への第一歩です。
◇依存症に関する家族のための相談会
専門医療機関や相談機関のスタッフがお話を伺います。
日時:12月17日(火)午後
※申込時に詳細をお伝えします
会場:大和庁舎
申込締切:12月10日(火)
問合せ・申込み:南魚沼地域振興局健康福祉環境部
【電話】772・8137
■FMゆきぐに「こころの時間」放送
放送日時:11月の毎週金曜日 17:50ころ~
心の健康に関することなどの情報を発信します。断酒会のメンバーも出演予定です。
問合せ:保健課
【電話】773・6811
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