■子どもの勉強スペースについて
《意見・提案など》
中学生と高校生の子どもが勉強をするため、休日や夕方に図書館を利用しています。
席が足りずに座れないことがあり、1、2時間待ってようやく勉強することがよくあります。使用していない市の会議室や駅の1階を勉強したい子どもたちに無料開放していただきたいです。
また、習いごとの費用を補助してほしいです。
(令和6年8月1日)
《市からの返事》
◇図書館での勉強スペースについて
試験前には、座席が早くから埋まり座れないこともあります。また、夏・冬休み期間も学習目的の学生が多くなります。
席が不足している時には、多目的室の使用予約がなければ開放したり、多目的室の机と椅子を閲覧席に出したりして対応しています。
また、席を長時間離れている利用者の荷物はカウンターでお預かりして、できるだけ多くの人に利用していただけるよう努めています。
どうしても特定の期間は学習目的の利用者が集中してしまいます。ご不便をおかけしますが、ご理解をお願いします。
◇市施設の空き室を利用した勉強スペースの確保について
市役所の本庁舎には会議室はありますが、会議や打ち合わせのほか、各種申請の受付場所などでも使用しており、非常に混みあっている状況です。そのため、1つの会議室を確保し勉強スペースとして開放することは、非常に困難です。
また、JR六日町駅1階の南魚沼市事業創発拠点「MUSUBI‐BA」は、事業の創出や雇用の増加、産業の振興を目的としている施設であるため、勉強スペースとして開放することは難しいと考えます。
夏・冬休み期間の勉強スペースとして、学校の活用が考えられます。学校の教室を開放し、保護者の送迎により登校して、指定した教室で学習する方法です。学習中の児童生徒の管理は、保護者や地域のボランティアのみなさんから担っていただく必要があります。また、学校長とも事前に協議し、開放する教室の指定や期間などの利用ルールを調整する必要があります。
図書館での利用状況やニーズなども調査し、勉強スペースの拡充が必要か検討してまいります。
◇習いごとに必要な費用の補助について
さまざまな習いごとを一律の基準で補助することは、極めて難しいと考えています。また、児童手当は、「子ども・子育て支援の適切な実施を図るため、父母その他の保護者が子育てについての第一義的責任を有するという基本的認識の下に、家庭などにおける生活の安定に寄与するとともに、次代の社会を担う児童の健やかな成長に資すること」を目的に支給されており、習いごとへの支援も含まれると考えています。
学校教育課では、1人1台の学習用端末を貸与しています。学習用端末には、理解度に応じて課題を提示する「AI学習ドリル」を、今年度から公費で導入しました。家庭でも利用できますのでご活用いただき、家庭学習習慣の定着や学力の向上が図られることを期待しています。
今後も、すべての児童生徒へ支援が行き渡るよう、さまざまな施策を検討してまいります。
(担当…市教育委員会図書センター、学校教育課)
問合せ:秘書広報課
【電話】773・6658
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