新図書館等複合施設の実施設計が完成

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～人と情報(本)と居場所をつなぐ～
令和7年度オープン予定

■新図書館整備の背景と経過
現在の図書館は、昭和58年の開館後40年を迎え、施設の老朽化が進むとともに施設が狭く、図書の保管場所や閲覧席の確保が難しいことや高齢者や障がい者への配慮もじゅうぶんでないなど多くの課題を抱えています。また、市民の学習活動を支える豊富な資料・情報の提供、電子図書などのICT(情報伝達技術)を活用したサービスの充実を進め、よりいっそう利便性を確保していくことが求められています。
このような状況から、有識者や市民代表者などからなる「市図書館整備検討会」などを組織し、広く市民の皆さんから意見をいただきながら、「市図書館整備基本構想」と「市新図書館等複合施設整備計画」を策定しました。これらの計画に基づき、市民との意見交換会や市民アンケートなどを行いながら、施設の設計を進め、このほど実施設計が完成しました。

■設計コンセプト
基本構想や整備計画を基に設計を進め、「人と情報(本)と居場所をつなぐ」を設計コンセプトに、図書館・生涯学習・子育て支援が融合し、さまざまな活動を行う居心地の良い場所を創り出します。

○3F「知の拠点」
人と本、人と情報の出会いにより、豊かな感性を育み、いつでも必要な知識や情報を得ることができる拠点

○2F「創造の場」
市民の主体的・自発的な学びを支え、豊かな人間性を育む拠点

○1F「子育て・みんなの広場」
あらゆる世代の市民が集い、つながり、交流や連携が生まれる拠点

■3F　知の拠点
階段とカウンターの周りを書架が囲み、その周りを書棚が取り囲む配置になっています。目的の本や場所にスムーズにアクセスできる動線を確保。純粋に本と向き合うことができる心地よい空間を演出しています。そして、妙高の山々が望める大きな開口部が特徴的です。
[主な機能]
図書館サービスカウンター、一般開架、静寂読書室など

■2F　創造の場
学習スペース・内覧スペース・市民活動スペースが一体となっています。スタッフ室からは全体の活動を見渡せ、レファレンスサービス*1の効率を上げる設計になっています。フロア全体が居場所と本が融合した共有スペース。さまざまな学習や多様な図書館活動の場となります。「人・本・居場所をつなぐ」が特に体現されているフロアです。
[主な機能]
共有スペース、市民活動室、ボランティアルーム、学習スペースなど

*1レファレンスサービス…調べたいことや探している資料などの質問について、図書館員などが必要な資料・情報などを案内するサービス

■1F　子育て・みんなの広場
エントランスや多目的ルーム、子育て支援機能などが連続する設計になっています。多目的ルームは、イベント利用のほか、日常時は会議や打ち合わせなどの利用も可能。広いエントランスにカフェを設け、くつろいで雑誌などの読書ができるほか、南側の明るい場所には、プレイルームを配置します。
[主な機能]
エントランス(交流スペース)、多目的ルーム、子育て一時預かり室、プレイルーム、カフェ、予約本コーナーなど

■施設概要
所在地：妙高市朝日町一丁目他地内
主体構造：鉄筋コンクリ―ト、一部鉄骨造
敷地面積：4319平方メートル
延床面積：2884平方メートル(建築面積：1082平方メートル)
階数：3階(屋上機械室付)
駐車場：58台、駐輪場30台
本体工事費：25億円(予算額)

新図書館等複合施設の配置図や平面図、市民説明会の開催状況などは、市ホームページに掲載しています。
『新図書館等複合施設整備事業』は、本紙またはPDF版掲載の二次元コードよりご覧ください。

問合せ：生涯学習課　図書館整備係
【電話】74-0034