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【特集】たいせつな一票を 私たちの暮らしのために

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新潟県妙高市

私たちは、家庭、地域、学校や職場などさまざまな場で暮らしています。私たちの生活や社会を良くするためには、私たちの意見を政治に反映させてくれる代表者が必要です。その代表者を選ぶのが選挙です。選挙が私たちの暮らしにどう関わってくるのか考えてみましょう。

■選挙の歴史
現在の日本では、国民はだれでも18歳になれば選挙権を持つことができます。でも、昔は選挙権をもっている人は、ほんの一部の人たちだけでした。
初めて、日本全国で選挙が行われたのは、明治23年の第1回衆議院議員総選挙です。この選挙で投票できた人は、税金を国に15円(現在の30万円相当)以上納めている満25歳以上の男子に限られていました。その後、少しずつ制度が改正されて、昭和20年に満20歳以上の全ての国民が選挙権を有し、平成28年に選挙年齢が満18歳以上に引き下げられました。
[制限選挙(男子)]
明治22年(1889)・25歳以上の男子・納税額15円以上
明治33年(1900)・25歳以上の男子・納税額10円以上
大正8年(1919)・25歳以上の男子・納税額3円以上

[男子普通選挙]
大正14年(1925)・25歳以上の男子

[完全普通選挙]
昭和20年(1945)・20歳以上の男女
平成28年(2016)・18歳以上の男女

■選挙で選ばれた代表者の仕事
選挙で選ばれた代表者は、国や地方自治体の法律や条例、予算など、私たちの生活や未来に密接に関わることを決めています。

○代表者が決めることは?
・介護や子育てなど福祉に関すること
・道路や橋などのインフラの整備や維持に関すること
・雇用やまちづくりなど地域振興に関すること
など

なるほど。代表者の判断で、私たちの生活が決まっていくとも言えますね。

■妙高市の投票率は?
4月9日に行われた新潟県議会議員一般選挙では、有権者数2万5826人のうち投票者数1万3794人、投票率53.41%でした。
年代別でみると、50~70代に比べて若い世代の投票率が低い状況にあります。

○若い世代の投票率が低いとどうなるの?
・代表者は投票率の低い世代よりも投票率の高い世代向けの政策に力を入れてしまう
・学生や子育て世代の意見が反映されにくくなる
・若い世代に向けた政策を実現するのに時間がかかってしまう

みんなで選挙へ行くことは、どの世代も暮らしやすい未来につながる一歩です

■候補者の選び方
選挙に行くことのたいせつさがわかっても、どの候補者に投票をすればいいのかわからない、そんなかたも多いと思います。
次の考え方を参考に候補者を選んでみてはいかがでしょうか。

1.自身が大事だと思う分野を決める
教育、福祉・医療、まちづくり、産業振興、雇用、子育てなど、どの分野に自分は関心があるのか決めます。また、自分が願っている社会がどのような社会なのか整理しておくと、候補者を選びやすくなります。
2.候補者の政見(公約)を知る
候補者の考え方を知る手段として、選挙の告示(公示)日以降に配布される選挙公報やインターネット、新聞、個人演説会、テレビなどがあります。どの候補者が自分の考えに近いのかを知ることができます。
3.自分なりに評価してみる
自分の考えに近い公約があるか、候補者の公約を実現してほしいと思うかなど、自分なりに評価してみます。家族や友人の意見を参考に考え方を深めることも重要です。

○児童・生徒を対象に選挙出前授業を実施
選挙管理委員会は、将来の有権者へ向けて、児童・生徒を対象に選挙の出前講座を実施しています。出前講座は、選挙の意義や立候補から当選までの流れなどについてクイズ、模擬選挙などを行っています。

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