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第9回キャリア教育フォーラムin妙高

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新潟県妙高市

講師はノーベル賞候補~未来への扉~

「自分の成長のために働く」、「社会に貢献するために働く」など、働く意味や目的は人によってさまざまです。しかし、中学生に働く意味や目的を尋ねても的確に答えを述べることはできないかもしれません。そこで、子どもたちが、いろいろな職業の大人の話を聞き、自分の将来を思い描けるよう、毎年キャリア教育フォーラムを開催しています。今年は二部構成で、前段は当市出身の長谷川成人さんを講師に迎え(オンライン併用)、後段は5人の講師のオンラインでの職業講話としました。フォーラムの様子をお伝えします。

■長谷川成人(はせがわまさと)さん
東京都医学総合研究所 脳・神経科学研究分野 分野長
妙高市十日市出身。斐太北小学校、新井中学校卒業。
昨年のノーベル生理学・医学賞候補者

■一人で悩まず出会いたいせつに
長谷川さんは「歩んできた道進むべき道~妙高市の中学生に伝えたいこと」として講演。小・中学校、高校、大学での勉強への取組方、部活での挫折やいろいろなアルバイトの体験などを基に話が進められました。その時その時の体験から得られた教訓や知識が後々の自分に役立ったことを説明。「やる気のなさは結果に出る」「一人で悩まず相談することがたいせつ」と、中学生に伝えたいことを語りかけました。
後半は、自身が取り組んでいる認知症の研究についてのお話。専門的な内容に生徒はいっそう真剣に聞き入りました。
最後にこれまでの人生を振り返り、「人生は迷いの連続。困ったときは必ず誰かが助けてくれる」と締めくくりました。
生徒代表は、「人との出会いをたいせつにしてこれからもたくさんのことを学びたい」と感想と感謝の言葉を述べました。

■挫折も悪いことじゃない
後段は、職業人講話。オンラインで、旅するクリエイター、助産師、料理人、テレビディレクター、アーティスト・ミュージシャンの5人の講師の講座に希望で分かれ、ワークショップ形式で実施。
助産師の望月里恵さんの講話を聴いた生徒は「『挫折したからこそ人への思いやりが改めて分かった』という言葉が印象的でした。挫折することも悪いことじゃないんだなと思えました」と感想を述べました。
今回のフォーラムでは、働くことだけでなく、人としての生き方も学べ、生徒にとってたいへん有意義な時間となりました。

問合せ:こども教育課 学校教育係
【電話】74-0037

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