■駆け抜けたパリ2024オリンピック
妙高市 初 夏季五輪出場
小海 遥(こかい はるか)選手
妙高市出身の小海遥選手が、7月26日から8月11日まで開催されたパリ2024オリンピックの陸上女子10000mに出場し、オリンピックという大舞台を駆け抜けました。オリンピックを振り返り、レースで感じたことや心境などを伺いました。
-パリ2024オリンピックの成績-
陸上女子10000m 19位 31分44秒03
■小海選手にとって初めてのオリンピックでしたが、どんな大会になりましたか。
試合で最も感じたのは、世界との実力差でした。その感覚が、オリンピックが終わった今でも薄れないことが、自分の中に確かなものとして残った大会となりました。
■オリンピックという大舞台で走って感じたものはありましたか。
有名な強い選手との実力の差はわかっていましたが、実際に走ってみるとタイム以上の差があると実感しました。トップランナーたちと初めて競り合ったことで、その実力の違いを肌で感じることができました。
■大舞台でのレースは緊張されたと思いますが、レース前の心境はどうでしたか。
スタジアムに足を踏み入れた瞬間、満員の観客に囲まれる経験はこれまでの陸上人生で初めてだったので、緊張よりも感動の方が大きかったです。ウォーミングアップの前にスタジアムの外観を目にしたときが、一番緊張しました。
■レース終了後、日本選手3人で手をつないでいたシーンが印象的でした。あのときの気持ちを聞かせてください。
レースになると、ライバルではありますが、日本代表として同じ舞台で走れることができて、3人でお互いを称え合うことができたことが嬉しかったです。
■オリンピックを経験して、自分の中で変わったことはありますか。
意識が一番変わりました。オリンピック前にも課題は多くありましたが、それらが明確になりました。基礎体力も足りていないのですが、レースが動くときの対応力もさらに必要だと感じています。
■今回走った選手の中で印象的な選手はいましたか。
オランダのハッサン選手です。5千メートル、1万メートル、マラソンの3種目でメダルを獲得して、その実力は、異次元の選手だと思いました。陸上を楽しむ姿もすばらしいと思いました。
■妙高市の皆さんにメッセージをお願いします。
たくさんの応援メッセージをいただいて、自分がこれほど応援されているんだと実感し、とても力になりました。感謝の気持ちでいっぱいです。応援、本当にありがとうございました。
問合せ:生涯学習課 スポーツ振興係
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