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みょうこう食の歳時記

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新潟県妙高市

日足の短くなった日暮れどき、特に時雨のときなど「南葉山に3回雪が降ると平場にも雪が来る」と言いながら、越冬野菜の取り込みに精を出していた母の姿を思い出します。
11月15日は「大根の年取り」で、この日を過ぎると大根も甘みが増し、越冬用に貯蔵するにも、漬物用に干すにも「す」が入りにくくなるのよと教えてくれたものです。
寒くなるほどに甘味を増す大根は、心も体も温めてくれる嬉しい食材です。大根おろし、大根サラダ、おでん、大根煮物、ふろふき大根などおいしく食べる方法はいろいろあります。きっと皆さんも我が家の味、私の味をお持ちだと思いますが、今回は郷土料理の一つ「煮なます」をご紹介します。
かまどクラブ 水野(76歳)

■郷土料理 煮なます
○材料(2人分)
大根(千切り);1/2本(500g)
人参(千切り):1/3本(50g)
塩:小さじ2
干し椎茸(戻して千切り):2~3枚
油揚げ(千切り):1枚
竹輪(千切り):1本
くるみ(荒刻み):適宜
サラダ油:大さじ2
調味料:
砂糖…大さじ1.5
酒…大さじ2
醤油…大さじ1/2
酢…大さじ3
※調味料は目安です。いい塩梅に仕上げてください

○作り方
(1)大根、人参は塩をふってもみ、しんなりしたらしっかり水気を絞る
(2)鍋に油を熱して、椎茸、油揚げ、竹輪を炒め、油が回ったら(1)を加えてさっと炒め合わせる
(3)(2)にくるみと調味料を加えて炒め合わせて出来上がり
※多めに作って冷凍しておくと、忙しい日の作り置きおかずとしても便利です

[一口メモ(大根)]
大根は葉に近い部分ほど甘みが強く、先に近い部分ほど辛みが強くなります。保存する場合は、葉から水分が抜けるので、葉と根を切り離し、葉は下茹でしてから冷蔵または冷凍保存、根は新聞紙などに包んでからビニール袋に入れ野菜室に入れると無駄にせずに楽しめます。

※次回のみょうこう食の歳時記は、市報3月号に掲載予定です

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