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小千谷との心のつながり ~関係人口~

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新潟県小千谷市

関係人口とは、観光で小千谷市を訪れた「交流人口」でもなく、実際に住んでいる「定住人口」でもない、地域に対する思いを持ち、さまざまな関わり方を継続している人たちを表す言葉です。小千谷市は人口減少や高齢化により、地域づくりの担い手不足が問題視されており、ゆるやかに関わりを持ちながら、ともに地域を盛り上げていく関係人口の存在が注目されています。今回は、関係人口について具体例を交えて紹介します。

■1.杉並区との交流
小千谷市と杉並区は防災協定を締結しています。このようなつながりを通してさまざまな交流を行い、その中で小千谷市に何らかの関わりを持っていただけた方を関係人口と捉えることができます。

◇小千谷学生寮で市の特産品販売
毎月行われており、毎回多くの来場者でにぎわいます。ここで商品を買った方はもちろん、一緒に食べた家族や友人から小千谷は美味しいものがある街として認識され、継続して購入していただけるようになります。
また、家族が小千谷出身の方や市内への通学や勤務経験がある方は、ニュースで小千谷が話題になるたびに、あの頃食べた小千谷の食材を思い出して購入したり、実際に現地を訪れていただいたりします。杉並区のイベント時には、そういった方から声をかけていただく機会もあります。

◇錦鯉の放流
小千谷に親しみを持ってもらうため、杉並区の公園や東京駅前の常盤橋に錦鯉を放流するなどの取組も行っています。

◇他にも…
・特産品を区内の飲食店で取り扱ってもらう
・中学生同士の野球交流
・相互の観光ツアー開催など

■2.地域おこし協力隊
小千谷市では、これまでに25人を受け入れています。任期中は地域に入り、地域を元気にするためのさまざまな活動に取り組んでいます。3年間の任期を終えたあとも、小千谷の人や地域に魅力を感じて、そのまま定住された方が多くいます。地域おこし協力隊は、関係人口として地域の活性化に協力する貴重な存在です。

◇4月に東小千谷地域に地域おこし協力隊が着任しました!
はじめまして!東小千谷地域に着任した廣井純(ひろいじゅん)です。東夢協(とうむきょう)を活動拠点に『よりどころショップ』の運営をしながら、高齢者のための移動支援や除雪支援などに取り組んでいきたいと思っています。また、イベントの開催などを通じて地域を盛り上げ、住みやすいまちづくりに貢献していきたいです。『よりどころショップ』は便利さの提供を目的に、日常に必要なさまざまなものを販売しています。ぜひご利用ください。
これまでは大学で経営学や観光学などを学んでいました。その経験を生かし、東小千谷地域に新たな価値を吹き込んでいけたらと考えています。出身は広島県ですが母の実家が小千谷にあるため、子どもの頃はよく遊びに来ていました。そこで街の魅力に気づき、その魅力を広めたいと思い、協力隊としての活動を希望しました。個人の目標は小千谷のお店、特産品やイベントなどを県外にとどまらず海外にも発信していくことです。これからよろしくお願いします!

■3.ふるさと納税
ふるさと納税制度は、みなさんが応援したい市町村に対して、使い道などの思いを込めて寄附することで、地域づくりに貢献できる制度です。またお礼の品として自治体ごとにさまざまな特産品や旅行券などを選ぶことができます。
ふるさと納税はこうした特典を受けることだけではなく、特産品の製作工程や地域の文化・歴史などを学んだり、旅行券などを利用してその地域に足を運び、地元の人と交流したりすることができます。
小千谷市に多くの方から、ふるさと納税により応援していただけるよう、さらに街の魅力をPRしていきます。

▽小千谷市に寄附していただいた方々からの応援コメントを紹介します
「世界一の花火の街小千谷が大好きです。これからもずっとすてきな伝統を守り続けてください。」
「観光で何度か訪れる機会があり、とてもすてきな街だと思いました。小千谷市の発展に少しでも協力できればうれしいです。」

■まとめ
関係人口は、地域活性化の担い手になることにとどまらず、地域に新しいアイデアや価値を生み出す、住民にとって新しい風をもたらす大切な人材です。また、ふだんからの交流による親近感は、災害時などいざという時の助け合いにつながります。今後も関係人口の増加に向け、小千谷市もさまざまな取組を行っていきます。

問合せ:にぎわい交流課 交流推進係
【電話】83-3512

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